JUVENTUS 3-1 MILAN(Juventus Stadium)

(J)TEVEZ 14' BONUCCI 31' MORATA 65'
(M)ANTONELLI 28'


ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

                   MORATA          TEVEZ
                                       (LLORENTE)

                               VIDAL
              POGBA                       MARCHISIO
                               PIRLO        (OGBONNA)

    EVRA     CHIELLINI      BONUCCI      PADOIN

                              BUFFON

dis:STORARI,RUBINHO,STURARO,COMAN,PEREYRA,BARZAGLI,DE CEGLIE,PEPE
all:ALLEGRI

リヒトシュタイナーが出場停止、カセレスが負傷という事態を受けて、
パドインを右に入れた4バックでスタート。体調を崩していたテベスは出場。


結果は2点差をつけての勝利でしたが、後半途中ではミランに押し込まれる
時間帯もあり、3点目を取れたことが非常に大きな意味があったと思います。
ただ細かなところを見れば、チーム全体の動き、局所でプレーに関わる数人の
戦いというものでは、ユーヴェとミランの差は大きかったなという風に見えました。


3点目決まった後はもう少し早めに交代しても良かったかなと。
体調が悪かったならテベスはもっと早くに下げても良いし(解説では
アッレグリとの確執に触れていたけど)、ポグバはちょっと気が入ってなかった
様にも見えたし。


後は審判のジャッジがねえ…。エッシェンのカードはあり得ないし
(その後ペナルティエリアでのハンドは取らなかったけど)、ちょっと
ミランには不満が残りそうな判定が多かったように思います。


次節は下位チェゼーナ相手だけどテベスが出場停止。個で決めてくれる力が
ない分、ターンオーバーがしにくいので、戦い方に注目したいです。

NAPOLI 1-3 JUVENTUS(Stadio San Paolo)

(N)BRITOS 64'
(J)POGBA 29' CACERES 70' VIDAL 93'


ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

                          LLORENTE
                          (MORATA)
                    TEVEZ           VIDAL

            POGBA                     MARCHISIO
     (LICHTSTEINER)
                               PIRLO

  EVRA      CHIELLINI      BONUCCI      CACERES
                                                           (OGBONNA)

                             BUFFON

dis:STORARI,RUBINHO,PEPE,COMAN,GIOVINCO,PADOIN,MARRONE,PEREYRA,MATTIELLO
all:ALLEGRI

序盤から攻勢に出たのはユヴェントス。しかしDFラインと中盤の選手がうまく
スペースを消して守るナポリを崩せない。
逆にナポリはカウンターにチャンスを求めるが、右サイドのカジェホンを起点に
ボールを回すもイグアインになかなかボールが入らない。
先にチャンスを迎えたのはナポリ。18分にハムシクのドリブルからゴール前の
イグアインを狙ったパスがキエッリーニの足に当たって、逆サイドに走りこんだ
グズマンの前に転がる。しかしデグズマンがダイレクトに放ったシュートは
ゴールマウスを大きく上に外れてしまう。


崩せないながらも押し込んでいたユヴェントスだったが、29分に先制点を奪う。
テベスから、この日なかなかボールに触れずにいたジョレンテにボールが入ると
ジョレンテペナルティエリア内でキープ。テベスへリターンを出してテベス
撃ったシュートはジョレンテに当ててしまうが、こぼれ球が左サイドのポグバの元へ。
ポグバは浮き球を躊躇することなくボレーで狙うと、これがGKの手を弾いて
右サイドのゴールネットを揺らし、リードを奪う。


後半に入り徐々に攻撃に比重をかけるナポリメルテンスを投入。
64分、そのメルテンスが獲得したCKを自ら蹴り、中央でフリーになっていた
ブリトスが合わせてナポリが同点に追い着く。
69分には右サイドのFKを得たユヴェントスが追加点。ピルロの送ったクロスに
逆サイドでカセレスが合わせてゴール。カセレスもまた、フリーで抜けだした
格好だったが、オフサイドラインぎりぎりの駆け引きは微妙な判定でもあった。


その後73分には空中戦で飛び込んだクリバリがブッフォンへのチャージを
取られてゴールが取り消される判定などもあったが、ユヴェントスが93分に
カウンターからビダルがゴールを決めて勝負を決着させた。


――
試合後のコメントでナポリの会長が判定に対する不満を出したそうですが、
確かにカセレスのゴールはオフサイドを取られてもおかしくないような
ぎりぎりのポジションでした。
ただし、クリバリのあれはファウルでもおかしくなかったと思います。
キャッチに行ったブッフォンの手ごとぶつかってボールをこぼしてしまったので。
ちなみにスカパーの実況で倉敷さんがゴールエリア内だったかどうかという
観点で「キーパーチャージではないように見えますねー」とか言ってましたが、
そもそもゴールエリア内でキーパーが守られるというルールはなくなったので、
ポジションがどこであったかは問題ではありません。
あくまで接触がファウルだったか否かが判定の基準。ボールキャッチした
手に体ごと当たったのだから、私はファウルだと思います。
(あれがファウルじゃないと野球のホームベース上のクロスプレイみたいな
体当たりがアリになってしまう)


内容については、この試合もあまり良くなかったですね。だいぶ前になってしまった
前回の記事でも書いたんですが、ダイヤモンド気味の中盤があまり機能してない。
と言うかサイドを使い切れてないから攻撃が中央に偏ってしまって、相手が
守りやすくなってる。
左サイドのエヴラは前半は割りと攻撃参加できていましたが、その分バランスを
取ったのかカセレスのオーバーラップが少なくて、良いクロスも上げられなかった。
さらにジョレンテへのパスコースが完全に塞がれていたので、ボールを持たされている
時間が長かったように思います。
ここ数年なかなか勝てないCLでは4バックにするなどの改革が必要だと思いますが、
リーグは3−5−2(3−1−4−2)で良いと思うんですけどね。カセレスが怪我から
戻って右CBができる今だからこそ。
そうなるとマルキージオピルロビダル、ポグバの誰かが外れてしまうという
ジレンマに陥りいますが、もうそこは割り切ってターンオーバーにするしかないと
思うのです…。

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移籍関連の公式発表をまとめて。


中村、玉田、ケネディの3選手の退団は寂しいです。先発フル出場は無理でも、
ポイントポイントで使いどころのある特徴を持ってる良い選手ばかりなので、残念です。
玉田、ケネディについては直接対決もないチームへの移籍ですし、まだまだ頑張って
もらいたいです!


加入では昨季強化指定で来ていた大武、カムバックの竹内、ローンから帰って来た
田中輝希
大武はレギュラー争いでしょうし、竹内も手薄な右SBでポジションを狙って欲しい。
輝希は…正直厳しい立場だと思うので、またどこかに出してもらう方が本人のためにも
なるかも知れませんね。大分でも出場機会が限られていたようなので、名古屋に戻っても
試合に出られるとは思えないです。


退団の選手に話を戻すと、チアゴヘジス、刀根は正直実力不足。厳しい言い方に
なるけど、どこに魅力があって獲得したのか分からないレベル。
水野、吉田眞紀人は個人的に面白い選手だと思うんですけど、能力を請われての移籍ですから
これは喜ばしいことなのでしょう。


久米GM曰く「昨季若い選手をたくさん獲ったから今年は控える」ということらしいのですが、
あとは噂されるノヴァコビッチが来るかどうか?という話だけですかね。
そうなると今季のスタート布陣は

       川又

 永井 レアンドロドミンゲス 矢田
    ダニルソン 田口

 本田  闘莉王  牟田  矢野

       楢崎

という昨季中盤から終盤のものをベースにする感じでしょうね。
後ろについては、大武が入ったから3バックとはならないと思います。代えのCBいなくなっちゃうし。
成長した牟田と大武のどちらが入るかというところでしょうか。
右もまずは安定していた矢野がファーストチョイスでしょう。
竹内が計算できるプレーを見せてくれれば田鍋は中盤で使えます。


中盤はレアンドロドミンゲスに怪我がなければこれがベストではないでしょうか。
FWの枚数との兼ね合いで変化はあるでしょうが、その場合は永井がトップに入って
前目を矢田とレアンドロドミンゲスがやる。
矢田はセンターでもそこそこの動きができそうですが、あくまでそれは攻撃に
限っての話。守備となるとまだ不安で、田口と矢田を並べてしまうと守備に
不安が残ります。矢田のセンターは田口不在時のオプション、あるいは守備の負担が
少ないレアンドロドミンゲスのポジションじゃないでしょうか。
サイドは小川、田鍋がどこまで頑張るか。


前線はノヴァコビッチが来るか否かで変わりますが、現有戦力で言えば
川又でしょう。
ただし川又はキープができる選手ではないので、レアンドロドミンゲスが
いない時は永井を前に出して2トップにすることも考えなくてはならない。
松田はFWでもサイドでも仕事ができておらず、個人的には戦力として見るのは
(まだ)厳しいと思ってます。
野田の復帰もまだになりそうですし、ここはオプションとしては少ないところ。
ノヴァコビッチが加入して野田が復調すると過剰になるので難しいですね…。


昨季は苦しいシーズンとなりましたが、苦しみながら若手を使ってきたことで、
何人か楽しみな選手はいます。そういった意味では彼らの自信がプレーに出てくれば
ある程度やってくれそうな期待はあって、ビッグネームの加入がなくても
なかなか楽しみなシーズンオフになっています。

JUVENTUS 2-1 TORINO(Juventus Stadium)

(J)VIDAL 15' PIRLO 93'
(T)Bruno PERES 22'
ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

                LLORENTE        TEVEZ
                 (MORATA)     (OGBONNA)

                                VIDAL
              POGBA                     MARCHISIO
                                PIRLO     (PEREYRA)

 EVRA       CHIELLINI      BONUCCI      LICHTSTEINER

                              STORARI

dis:RUBINHO,PEPE,AUDERO,MATTIELLO,GIOVINCO,COMAN
all:ALLEGRI

アディショナルタイムに決勝ゴールが決まるという劇的な試合でした。
ユヴェントスは今季から状況に応じて採用している4バックでスタート。
中盤はピルロを底にマルキージオ、ポグバが脇を固め、ビダルテベス
自由に動くような布陣でした。


序盤はトリノが高い位置からのプレスでユヴェントスにうまく
攻撃をさせない作戦が効いていたが、徐々にユヴェントス
ボールをキープし始めたところで奪ったFK。ピルロが放ったシュートを
トリノのエルカドゥリがペナルティーエリア内で手で止めてしまい
PKの判定。
ビダルがゴールを決めるもやり直しになるが、再度落ち着いて
シュートを決めてユヴェントスが先制。


しかし22分、自陣ゴール前でボールを奪ったブルーノペレスが
猛然とドリブルでカウンター。エヴラ、ビダルを振りきって
右サイドから逆サイドへ放った強烈なシュートがポストにあたって
ゴールイン。トリノが早々と同点に追い着く。


後半に入ってからは完全にユヴェントスが押しこむ展開となったが、
ゴールを奪えずに、トリノクアリアレッラ、アマウリの2トップが
カウンターで応戦する形。
78分、相手ゴール近くで奪われたボールを取り返そうとした
リヒトシュタイナーのタックルが悪質と取られこの日2枚目の
イエローカードをもらって退場。
対応としてユヴェントスは途中出場のペレイラを右SBの位置に入れるが、
アッレグリ監督はテベスを下げてオグボンナを投入し、3バックへ
変更させる。


その後両チームとも得点を奪えずに同点のまま試合終了となるかと
思われた93分、左サイド高い位置でボヌッチがボールを奪うと
エブラ、ビダルと渡ってビダルがマイナスのパス。ここに走りこんだ
ピルロがダイレクトでシュートを放ち、ボールはゴール左隅に決まる。
これが決勝点となり、ユヴェントスが苦しみながらもデルビーで
大きな1勝を挙げた。


――――
冒頭にも書きましたが、実に劇的な決着でした。スタジアムで
見ていたら絶叫していただろうなというスーパーゴールでした。


スーパーゴールと言えば、ブルーノペレスのドリブルシュートも
70mは走ったであろうプレーでしたが、ビダル、エヴラという
走力のある選手を置き去りにして、あれだけ強烈なシュートを
放ったというのも相当にすごいものでした。
終盤にも同様の場面がありましたが、そこは途中出場で
フレッシュなペレイラが走り勝ってスピードダウンさせましたが、
とんでもない走力だと思いました。
ゴールシーンは「エヴラのプレッシャーがたんぱくで、
自分のマークを見なくてはならないキエッリーニが中央から
スライドするのが遅れた」という解説でしたが、それはそうでしたが、
ビダルがブルーノペレスを追いかけながら途中で諦めてゴール前に
戻ろうと進路を変えたことで、ビダルに任せようとしたエヴラの
プレッシャーが弱くなったように見えた一因ではないかと思いました。


4-3-2-1っぽい今日の布陣だと、私が好きなマルキージオピルロ
ビダル、ポグバの4人が全員出場できるという豪華な選手選考が
できるのですが、両SBが同時に高い位置を取るということがなく、
またMFの4人が中央に寄りがちなので、どうしても攻撃に
手詰まり感があるように見られました。
極端に引きすぎずにピルロを見た方が良いという解説もありましたが、
引いてしっかりとスペースを埋めていると、ピルロをフリーにしても
意外と守りきれるので、そちらの方が嫌な感じはします。テベス
突破頼みになったりしてユーヴェも焦ると言うかムキになって
うまくいかないことが多いので。

SASSUOLO 1-1 JUVENTUS(Stadio Mapei)

(S)ZAZA 13'
(J)POGBA 19'
ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

     TEVEZ     LLORENTE
                   (COMAN)

     POGBA       PEREIRA
 EVRA         PIRLO       LICHTSTEINER
(MARCHISIO)  (GIOVINCO)

    CHIELLINI  BONUCCI  OGBONNA

          BUFFON


dis:STORARI,RUBINHO,PADOIN,ASAMOAH,MATIELLO
all:ALLEGRI

動きの悪いユヴェントスに対して積極的なプレーを見せるサッスオーロ
序盤は互角の内容でしたが、13分、右サイドのヴルサリコの
突破からクロスボール。1度はシュートを防がれたものの、
こぼれ球をうまくつないでゴール正面のザザがシュート。
これがゴール左上隅に決まってサッスオーロが先制する。
ユヴェントスもここから反撃を見せて19分、ゴールライン際の
ところでテベスが相手からボールを奪取。中央へドリブルで
進んでフリーのポグバへパス。ポグバは落ち着いて逆サイドを
狙ったシュートを決めてユヴェントスが同点に追い着く。
前半は同点のまま終了する。


後半に入ってもペースを掴み切れないユヴェントスは60分、
エヴラを下げてマルキージオを投入。3バックから4バックへ
シフトし、4−4−2のフォーメーションを採る。
66分にはジョレンテに代えてコマン、84分にはピルロに代えて
ジョヴィンコを使うが、いずれも決定的な仕事はできず、
サッスオーロも終盤は疲れが見えて守備ラインが下がりだした
こともあり、両チーム追加点を奪えずに終了。
未勝利で最下位のサッスオーロ相手に全勝で首位のユヴェントス
勝ち点2を落とした格好となった。


ーー
がっかりな試合でした。選手の動きが悪かったですし、采配も
微妙な感じでした。
マルキージオを入れるときにエヴラを下げたのは、ピルロ、ポグバ、
ペレイラの3人のいずれも下げにくかったのだと思いますが、
結果的には4バックは効果的ではありませんでした。
右サイドはペレイラが自分で前に行くタイプなので、リヒトシュタイナー
オーバーラップするだけの溜めができなかったし、左サイドは
オグボンナが絶望的に攻撃のセンスがない。あれならキエッリーニ
サイドに出して、オグボンナがセンターをやった方がマシでした。
もしくはオグボンナも下げてアサモアを入れるか。
この辺はジョヴィンコより先にコマンを出してうまくいかなかった
ことのツケも回ったと思います。


ジョヴィンコは動きは悪くなかったですが、コマンはボールを
受けても何もできず。ドリブルで仕掛ける姿勢は良かったのですが、
それもせめて数回に1回は突破をしれくれないと、逆に相手に取って
守りやすい動きになってしまう。
2枚目の交代がジョヴィンコであれば前線はある程度計算できたので、
最後にオグボンナを下げてアサモアでも良かったのかなと思います。


サモアよりエヴラが使われているのはどういった理由なんですかね?
アフリカネイションズカップでいなくなる前にエヴラをできるだけ
慣らしておきたいから以外に理由が思い浮かびません…。
サモアの方が突破力があって、攻撃的だと感じるのですけどね。


何にせよ、ベンチ入りメンバーを満たせないくらいに怪我人が多いので、
バルザーリカセレスの復帰(オグボンナを控えに置ける)を望むところ
です。

MILAN 0-1 JUVENTUS(Stadio San Siro)

(J)TEVEZ 72'
ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

                LLORENTE          TEVEZ

                   POGBA    PEREYRA
                                      (VIDAL)
ASAMOAH          MARCHISIO    LICHTSTEINER
                                                          (ROMULO)

       CHIELLINI     BONUCCI     CACERES
                                            (OGBONNA)

                            BUFFON

dis:STORARI,RUBINHO,PEPE,MORATA,COMAN,GIOVINCO,PADOIN,EVRA,MATTIELLO)
all:ALLEGRI

ピルロバルザーリが負傷で欠場。


前半のスタートはミランがしっかり引いて守備を整え、ユヴェントスがボールを
回して隙を伺う展開。
前半の途中からはミランがボールを回す展開もあるが、両チームのストライカーに
なかなか良い形でボールが入らず、前半は0−0で終える。


後半に入ってからユヴェントスはポグバにボールを集め、前線でボールをキープ
するようになる。
72分、テベスがゴール前でバランスを崩しながらもポグバへパスを送ると、
スペースへ走りこむ。ポグバは少し浮かせたパスを送り、これを受けたテベス
1対1を冷静に決めてユヴェントスが先制。
ミランはフェルナンドトーレスパッツィーニを送り込むもシュートを撃つに
至らず、ユヴェントスが逃げ切って勝利。首位対決を制した。


――――
中継でも言われていたのですが、デヨンクのテベスへの守備が効いていて、
いつものようにテベスが下がってボールを受けるということができなかった
せいで、なかなかリズムが作れませんでした。
しかしポグバにボールを集めるようになって高い位置でのボールキープが
できるようになってからは、ユーヴェがリズムを作れるようになっていたと
思います。
ゴールシーンはテベスとポグバが狙っていたところを、隙を突いて突破できた
わけですが、ミランの守備は組織もしっかりしていて良かったと思います。
今年は立て直しの年になると思いますし、けが人もいますので、しばらくは
あの戦い方でも良いのかも。


ユーヴェはピルロの代わりに入ったマルキージオが十分な仕事をしてくれて、
この試合でも積極的に裏を狙うパスを配給したり、ポストを叩くシュートを
撃ったりと、攻撃のリズムを作ろうと頑張っていましたし、実際にある程度は
できていたと思います(ミランの守備が良かったので崩すシーンは多くなかった
ですが)。


ペレイラは今まで観た試合よりもボールを運べる印象を受けましたし、
良い選手を取れたと思います。
ビダルはまだ体力が戻ってなさそうで、コンディションが整うまでは
無理をさせない方が良さそう。
カセレスは怪我だと思いますが、左利きのただでさえボール扱いの
上手くないオグボンナが右のCBをやるのは不安すぎるので、
バルザーリカセレスのどちらかは早く戻って来て欲しい。
ボヌッチが3バックの中央で余ったポジションしかできないのが
非常に痛い…。

JUVENTUS 3-1 CHIEVO(JUVENTUS Stadium)

(J)ASAMOAH 17' MARCHISIO 29' LLORENTE 58'
(C)O.G.(CACERES) 51'
ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

                    GIOVINCO          LLORENTE
                      (TEVEZ)           (OSVALDO)

                   MARCHISIO            VIDAL
 ASAMOAH                  PIRLO    (PADOIN)     LICHTSTEINER

           OGBONNA      BONUCCI        CACERES

                                  BUFFON


dis:STORARI,RUBINHO,PELUSO,ISLA,POGBA,QUAGLIARELLA
all:CONTE

キエッリーニバルザーリが負傷で欠場。テベスとポグバの代わりに
ジョヴィンコマルキージオがスタメン出場。


17分、アサモアがボールを持って中央の狭いエリアへ進入。
ジョレンテポストプレーを使ってリターンパスを受けて、
左足へ持ち変えた余裕のあるシュートがゴール左に決まって
ユヴェントスが先制。
ユヴェントスは29分にもピルロのFKのシュートのこぼれ球を
マルキージオが押し込んで追加点。
後半開始に圧力を強めたキエーヴォに押されてオウンゴール
献上してしまうが、58分にはCKからジョレンテが頭で難なく
合わせて追加点。その後は危なげなくボールを回して時間を使い、
逃げ切った。


ーーーー
この試合は相手のセットプレーが少なかったので、最近の課題である
セットプレーの守備というのは確認できませんでしたが、流れの
中での守備はあまり問題なかったと思います。
ビダルが動きすぎて、周りの選手がサボっているかのように
錯覚するくらいでした。ピルロはドリブルで前線まで上がるシーンが
あったかと思えば、ちょっとずれたパスに反応できなかったり
パスミスがあったり、お疲れのように見えました。


チャンスをもらったマルキージオはゴールという結果を残し、
ジョヴィンコジョレンテとのコンビが合わなかったものの、
ボールを受ける動きは悪くなかったと思います。さすがに試合勘が
鈍ってしまってもおかしくない。
マルキージオはボールタッチが上手いし、ゴールに積極的に
向かうし、守備はするし、全体のバランスを考えたらポグバよりも
良いと思うんですけど、好みが入った主観にすぎないのでしょうか。
もう少し使われても…と思ってしまいます。時にはビダル休ませて
ポグバとコンビでも。


2試合連続途中出場となったオスバルドは、ボールを受ける動きは
スペースに流れる感じで良いと思います。途中から出てくると
相手にとっては嫌なタイプ。時間が経てばコンビネーションが
深まって、もっと良い形で受けられるのではないでしょうか。
問題なのは、ゴールを決められるかというところですが。