INTER 1-2 JUVENTUS(STADIO DELLE ALPI)

(I)SAMUEL 74'
(J)IBRAHIMOVIC 63' DEL PIERO 85'
1、2位の直接対決となった「Derby d'Italia(イタリアデルビー)」。
両チームのメンバーは以下の通り。

INTER                                                                      JUVENTUS

      BURDISSO      FIGO                            CAMORANESI     BALZARETTI

       SAMUEL    CAMBIASSO    ADRIANO     TREZEGUET   EMERSON        THURAM
JULIO CESAR                                                                    BUFFON
       CORDOBA      VERON     MARTINS    IBRAHIMOVIC  VIEIRA       CANNAVARO

      ZANETTI     STANKOVIC                           NEDVED       CHIELLINI


(I)KILY GONZAREZ(←VERON) MARTINS(←JULIO CRUZ) ADRIANO(←RECOBA)
(J)MUTU(←CAMORANESI) DEL PIERO(←IBRAHIMOVIC) BLASI(←CHIELLINI)

序盤の主導権争いに勝利したのはユヴェントス。ワンタッチパスの
交換など早い攻撃を見せてゴール前まで迫りチャンスを作る。
逆にインテルはこれを凌いだ前半半ばからペースをつかんでワイドに
展開した攻撃からゴールを狙う。
しかしインテルはヴェロンの負傷退場でやや展開力を失い、42分に
アドリアーノがFKを直接ゴールに叩き込んだ場面でも間接FKだった
ために認められずに、互いに無得点のまま前半を終える。


後半に入って積極的な守備をベースに再び攻め込むインテルだったが、
一瞬の隙を突かれる。
ユヴェントスが中盤から大きく右サイドへ出したボールをブルディッソ
目測を誤りカモラネージへつながる。ワンバウンドのタイミングで
速いグラウンダーのクロスを入れると飛び込んできたイブラヒモヴィッチ
が合わせてユヴェントスが先制。イブラヒモヴィッチコルドバ
サネッティの2人を置き去りにするいいタイミングでの飛び込みだった。
インテルマルティンスを下げフリオ クルスを投入。高さのオプション
を加え、うまく攻撃を切れないユヴェントス相手にセットプレーから
脅威を与え続ける。
そして74分、右CKフィーゴのクロスをサムエルがヘディングで合わせて
ゴールを奪い同点に追い着く。その後インテルは一方的に攻め続けるが
ゴールを奪えず、85分、この試合ファウルを繰り返していたコルドバ
ゴール正面でネドヴェドを倒しユヴェントスにFKのチャンス。ここで
途中から入っていたデルピエーロがGKの逆を突いた素晴らしいシュートを
決めてユヴェントスが勝ち越す。
直後、インテルはFKからレコバがポストに当てる惜しいシュートを
放つ場面があったもののゴールを奪えずに試合終了。ユヴェントス
スクデットに大きく近づく勝ち点3を手に入れ、インテルとの勝ち点差を
12とした。


アレックススーペルゴルキタキタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!!!!


もう素晴らしいFKでした。最近決めている無回転で落ちるボールでは
なくて、回転させるカーブのシュートでしたが、あそこで決める
ところがスーペルです。
そして頑張ったのがズラタン。先制点となるゴルは非常に良い
タイミングでゴール前に入って来ましたし、また以前のように
もうちょっとストライカーの意識も持って欲しいですね。
そして個人的にMVP級の活躍だと思ったのはテュラムとエメルソン。
本当に固い守備でセンターラインを安定させていました。
ザンブロッタが欠場で両SBが若い2人になりましたが、攻撃面は
仕方ないとして守備ではかなり頑張っていました。特に最近
バルザレッティはかなり好きです。


インテルは決して悪くない内容でしたが、ヴェロンが負傷、
マルティンスも代表戦の疲れからか途中交代するなど攻め切る
事が出来ませんでした。
実は以前の「脅威の4トップ作戦」を恐れていたのですが、
この試合ではFW同士の交代でした。最後のセットプレーなど
全員攻撃しても良かったと思いますけどね。ここまで勝ち点差が
離れれば得失点差は関係ないですし。


私的評価

BUFFON      6.5
BALZARETTI  7
THURAM      7.5
CANNAVARO   6.5
CHIELLINI   6.5
(BLASI      s.v)
CAMORANESI  6.5
(MUTU       s.v)
EMERSON     7.5
VIEIRA      6
NEDVED      5.5
TREZEGUET   5
IBRAHIMOVIC 7
(DEL PIERO  7)

主審も難しい試合をかなりコントロールしてたと思います。
コッリーナの後釜と言われているだけあって良いジャッジ
でした。それでもメディアやマンチーニモラッティ
「ユーヴェびいきだ」と言うんでしょうけど(苦笑)。
前半の間接FKは筆者も「やられた」と思いましたがVTRでは
明らかに手を挙げて間接FKである事を示していましたし、
川勝さんが何故あんなに不手際の可能性を強調していたのか…。