JUVENTUS 2-1 REAL MADRID(JUVENTUS STADIUM)

(J)MORATA 8' TEVEZ 58'
(R)RONALDO 27'
ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

                     TEVEZ        MORATA
                 (PEREYRA)   (LLORENTE)

                              VIDAL
            STURARO                MARCHISIO
          (BARZAGLI)
                               PIRLO

     EVRA     CHIELLINI     BUNUCCI    LICHTSTEINER

         BUFFON

dis:STORARI,PEPE,PADOIN,MATRI
all:ALLEGRI

ユヴェントスは4バックを採用し、中盤にはペレイラではなくストゥラーロを起用。


試合は開始からユヴェントスが積極的に仕掛け、早々にスコアが動く。
8分、テベスが放ったシュートはカシージャスが弾きだしたが、
ファーサイドに流れたボールに反応していたモラタが詰めて
ユヴェントスが先制。


その後も支配権を握ろうとするユヴェントスだったが、マドリーも
落ち着きを取り戻し、パス交換から隙を伺う。
27分、左サイドの裏を取ったハメスロドリゲスが右足で送ったクロスに
中央でフリーになったロナウドが難なく合わせてゴール。
マドリーが同点に追い着く。
前半はそのままスコアが動かず同点で終わる。


56分、ユヴェントスはマドリーのCKを凌ぐとカウンターへ移る。
テベスがスピードに乗ったドリブルでペナルティエリアへ進入すると
カルバハルが足をかけてファウル。PKの判定が下される。
これをテベス自身が真ん中へ蹴りこんでゴール。ユヴェントス
再びリードする。


この後ユヴェントスはストゥラーロに代えてバルザーリを入れて
3−5−2へ移行。マドリーはイスコを下げてエルナンデスを投入。


イスコを下げたマドリーは推進力を失い、決定的な仕掛けができないまま
パスをつなぎ、ミスという繰り返しに陥ってしまう。
一方リードを安全に守りきりたいユヴェントスは、コンディションの落ちた
モラタに代わってジョレンテテベスに代えてペレイラと選手を使い
守備固めに入る。


ジョレンテが2度のチャンスを迎えたが追加点は挙げられず、
試合はそのまま終了。ホームのユヴェントスが先勝した。
マドリーは敗れたものの、アウェイゴールを持ち帰る。


――――
試合の入り方は最高でした。開始早々、DFラインのギャップを突いた
ビダルが後ろからのパスをそのままシュートに持って行けずに
奪われたシーンを見てがっかりしたものの、すぐにゴールを奪う展開は
理想的とも言えるものでした。
ハイプレッシャーに対してマドリーがペースを失って動揺しかけて
いたのは間違いないと思います。
しかし失点シーンは良くなかった。左サイドのエヴラの背後を取られて
キエッリーニが外へ引き出された結果、ハメスロドリゲスのクロスに
対してロナウドがフリーになってしまいました。ボヌッチ
ベイル?か誰かのマークに付いていましたが、ボヌッチリヒトシュタイナー
スライドして、上手く守って欲しかった。


マドリーはイスコが怖かったですね。ちゃんと見たのは初めてだと思いますが、
ドリブルできてパスも上手い。最初の交代がイスコでなくベイルだったら、
イスコからチチャリートなんていうラインでゴールされていたかも知れません。
後半はやや目立たなくなってはいましたが、ボールを持ったら怖さがあったので
交代したのはユーヴェにとってはラッキーでした。


放送では3−5−2へ変更したのが2nd Legを見越した考えだと言われていましたが、
私はそうは思いませんでした。単純に中央を1枚多くしてボヌッチを余らせたかったの
だろうと。
しかし代わって入ったバルザーリがあまり流れに着いて行けていないように
見受けられたので、あそこを集中して攻撃されていたらほころびが出たかも
知れない、いやだから1枚余るボヌッチが効いてくるかなどと考えていました。


今季のマドリーの戦い方を知らないのですが、4バックでスタートしたのは
3トップも予想してのことだったのでしょうか?
コンテの時も、CLで慣れない4バックをやって負けた(あの時は実際に
マドリーが3トップだったのもあるが)記憶があるので嫌な感じがしましたが、
アッレグリはリーグ戦でも4バックを使うこともあるので、今日の試合では
何とかやれている様に見えました。
でもやっぱりキエッリーニボヌッチは見ていて怖いチャレンジがあるので、
個人的には3バックの方が安心できますね。


攻撃では前半の途中、非常に上手くパスを散らしてつなぐ時間帯があって
良かったのですが、さすがにマドリー相手に90分続けられるはずがなく、
苦しい展開でのキープのしどころというのは相変わらずの課題。
下がってくるテベスビダルのマークが外れていた時間はそれで良かったですが、
マドリーがラインをコンパクトしてきてからはかなり苦戦していました。
 

テベスビダルの動いたスペースに走りこむ選手がいないと、相手の
バランスを崩すことはできないと思うのですが、それができるマルキージオ
守備のバランスを意識していたのか、攻撃での積極性はいつもより低めで、
ペレイラはベンチ。ストゥラーロはそういうタイプではない、とやや手詰まり感は
ありました。
それでもストゥラーロは周りとの息が合ってきたのか、守備のポジショニングも
良かったし、攻撃でもいつもよりは少し存在感がありました。まだ若い選手だけに期待。

BUFFON           6.5
LICHTSTEINER 6
BONUCCI         6
CHIELLINI        6
EVRA               5.5
PIRLO              5.5
MARCHISIO     6
STURARO        6
(BARZAGLI      6)
VIDAL              7
TEVEZ             7
(PEREYRA       -)
MORATA          7
(LLORENTE     5.5)

ALLEGRI         7

横浜 2-0 名古屋(日産スタジアム)

(横)アデミウソン 10' 中町 51'
名古屋のメンバーは以下のとおり。

       川又
   (ノヴァコヴィッチ)

     小川   松田
 永井      (矢野)   田中
    ダニルソン 矢田
    (磯村)
    
    牟田 闘莉王 竹内

        楢崎

sub:高木、佐藤、田鍋、小屋松
coach:西野

スタジアム観戦でしたが、今日も負けましたー。
と言うかあれだけミスが多ければ負けるのは必然でした。
采配を批判されることも少なくない西野監督でしたが、
今日の選手の出来では、モウリーニョでもアンチェロッティでも
無理でした。


最初の失点、バックパスをフリーで処理できた楢崎が何故か
得意でない左足でダイレクトにキック。
狙い通りだったのかボールはセンターでフリーの矢田へ。
矢田もフリーにも関わらず周りから声がかからなかったのか
処理を誤ってボールをロスト。
左サイドへ展開されたボールは斎藤(だったと思いますが)へ
渡り、牟田がいつものようにプレッシャーにならない、コースも
切らない棒立ちディフェンスでクロスを許し、中央でフリーの
アデミウソンに難なく決められました。


2失点目も左サイドからのクロスボール。楢崎がボールを
抑えたように見えたのですが、クリアしようとした竹内と
接触してボールをファンブルし、詰めに来た中町にゴールを
許しました。
これが、名古屋が攻め込んで永井が惜しい場面を作った直後に
食らったカウンターだっただけに、余計に残念でした。


直接失点に関わるところ以外でもミス満載。牟田、ダニルソン
小川は何本パスミスしたんだよ?
小川と松田は守備に一生懸命走るところは素晴らしいのだけど、
特に小川はパスミスで帳消しどころかマイナス赤字の結果を
生んでました。
しかしあんなに走れるなら去年までの3年間くらいは何してたんだよ…。
無駄にパス出す側になろうなんて考えるなよ。


田中輝は1枚カードをもらった状態でカウンターに来られた
状況、自分以外に味方がいない1対1、でもサイドに寄せて
遅らせられそうな場面で、何故かタックルを仕掛けて相手を
倒し2枚目のカードをもらって退場。
全くタックルする場面じゃなかったし、楢崎も声をかけるべき
(プロのグラウンドだと周りの音で声が通らないのか?)。


ノヴァコヴィッチはストライカーだったら、交代で入った直後の
セットプレーのこぼれ球を決められないようでは厳しい。
川又だったら多分決めてた。


後半はずっと1人少ない戦いでしたので、あれ以上は難しかったのかも
知れませんが、もうちょっと上手く、4バックにしてライン高くして
中盤の負荷を下げるとか、できなかったのかな?と思います。


そう考えると監督が他の人だったらやり様があったのかな?(苦笑)



TORINO 2-1 JUVENTUS(Stadio Olimpico di Torino)

(T)DARMIAN 44' QUAGLIARELLA 57'
(J)PIRLO 35'
ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

       MORATA     MATRI
       (TEVEZ)

           PEREYRA
    STURARO   (PEPE)     VIDAL
            PIRLO

 PADOIN  OGBONNA  BONUCCI  LICHTSTEINER
(LLORENTE)

           BUFFON

dis:STORARI,RUBINHO,CHIELLINI,DE CEGLIE,BARZAGLI,MARRONE,COMAN
all:ALLEGRI

やる気ないのかなーという感じの試合でした。先発メンバーも交代メンバーもダメで、
組織としてもトリノに完敗。


相変わらずテベスいないとダメだし、マトリはもらったチャンスのうち1本は決めなければ
いけなかったし、ストゥラーロはまだフィットしてなかった。
良いことが何1つない試合でした。

浦和 2-1 名古屋(埼玉スタジアム2002)

(浦)関根 39' 武藤 52'
(名)田中輝 90+3'
名古屋のメンバーは以下のとおり。

     ノヴァコヴィッチ
      (小屋松)

     小川    川又
    (磯村)
永井              矢野
    ダニルソン  矢田  (田中輝)

   牟田   闘莉王   竹内

         楢崎


sub:高木、佐藤、松田、グスタボ
coach:西野

今年初めてのスタジアム観戦でしたが、残念な結果、内容でした。


まず、「今の調子を保つためにターンオーバーはしない」と
首位で勝ち点に余裕のあるナビスコカップも同じメンバーで
戦っていたのに、ここへ来て調子の良かった松田を外して
ノヴァコヴィッチを入れる不可解采配。


そして連戦の疲れで明らかに精彩を欠いていた永井、矢野の両サイド。


簡単に1対1で負けてしまう守備。


勝てるわけがない。




牟田とか相手に着いて行って高い位置まで行くのに、密着せずに
簡単に前を向かせるのとかあり得ない。永井の裏を使われたときも、
ボール持った選手に寄せないから簡単にクロスを上げられる、
かつクロスを防げるポジションにいる訳でもないから中途半端。
あの辺は闘莉王と楢崎が指示を出さないのも原因。
特に牟田は今まで左側をやることがなくて慣れてないんだから、どんどん後ろから
指示を出さないと。


磯村も途中出場で、求められていたのは攻撃的なところだったとは
思いますが、それにしてもセンターに入った以上は守備もしなければ
ならない訳で、切り返しで簡単に中へ進入される場面が何回もあるとか、
はっきり言っている意味ない。ディフェンスになってない。
100歩譲って簡単に縦に行かれたとしてもサイドに追い込むやり方もあるわけだから、
最低限ゴールへの最短コースとなる中だけは切れよ…。



楢崎       6
竹内       5
闘莉王      5
牟田       5
矢野       4.5
(田中輝     6)
矢田       5.5
ダニルソン    5
永井       5.5
川又       5.5
小川       5
(磯村      5)
ノヴァコヴィッチ 4
(小屋松     5.5)

西野       4

次の神戸戦は川又1トップ、矢野か永井はできれば休ませる。
(休養十分な)松田を使う。これくらいはやらないとまたズルズル行ってしまう気がする。

        川又
     小屋松   松田

 小川               矢野
(永井) ダニルソン  矢田   (小川)

    牟田  闘莉王  竹内

        楢崎

けが人多すぎて選択肢がないですけどね…

PARMA 1-0 JUVENTUS(Stadio Ennio Tardini)

(P)MAURI 61'


ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

       COMAN      LLORENTE
       (VITALE)

           PEREYRA
           (MORATA)
       STURARO       VIDAL
        (PEPE)
           MARCHISIO

  PADOIN   CHIELLINI   OGBONNA   LICHTSTEINER

            STORARI


dis:RUBINHO,DE CEGLIE,BONUCCI,MATRI,EVRA,MARRONE,AUDERO
all:ALLEGRI

仕様もない試合でした。ジョレンテは何でこうも落ちてしまったのか…。
ボールを受ける動きが悪すぎるから周りの選手がパスを入れられなかったし、
いざ来てもキープできない。ちょっとこのままでは厳しいかな。モラタの
方が色々できるし、優先順位が変わったのは納得。
ただ、そのモラタもこの試合では良いプレーが出せず、交代で入ってきた
3選手は流れに入れず終いでした。
ジョレンテ、コマン、ストゥラーロ、ぺぺは何かした?17歳でデビュー戦だった
ヴィターレを投入する必要性も…?


パルマのプレーは良かったですが、それを差し引いてもこんな試合を
やってて悲しくなりました。

PARELMO 0-1 JUVENTUS(Stadio Renzo Barbera)

(J)MORATA 70'


ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

               TEVEZ     LLORENTE
                                (MORATA)

                        STURARO         PEREYRA
 DE CEGLIE          (VIDAL)                            LICHTSTEINER
  (PADOIN)                 MARCHISIO

          CHIELLINI         BONUCCI          BARZAGLI

                           BUFFON


dis:STORARI,RUBINHO,OGBONNA,PEPE,MATRI,EVRA
all:ALLEGRI

バルザーリが長期離脱から復帰。ストゥラーロが加入後初出場。
ビダル、モラタ、エヴラはベンチスタート。


スタートからユヴェントスがやや押し込む展開になるものの、
パレルモはディバーラ、バスケスの前線を頼りにしっかり守って
カウンターのチャンスにかける。


ユヴェントスもなかなかシュートまで至る場面が少なく、
テベスリヒトシュタイナーが遠目から撃つのにとどまる。
しかし70分、精彩を欠いたジョレンテに代わって途中出場していた
モラタがDFラインとの上手い駆け引きから引き出したマルキージオ
パスを上手く収めると、ゴール右からカットインして左足で
カーブをかけて狙ったシュートを決めてユヴェントスが先制。


その後ユヴェントスは左サイドのデチェーリエにアクシデントが
あり交代枠を使い切るも、パレルモの反撃を封じて逃げ切り。
後から試合が行われるローマに対して暫定的に勝ち点の差を14とした。


ーーーー
一部の選手を恐らくターンオーバーの意味でベンチスタートに
しましたが、結果的にストゥラーロの負傷、ジョレンテの不調で
ビダル、モラタを使わざるを得ない展開になってしまったのは残念です。
最近テベスとモラタが揃わない試合はなかなか得点ができないような…。


特に今はピルロが欠場しているので、中盤から1本のパスで
シュートに至るという展開を望めません。よって、前線で勝負を
仕掛けられ、パスを出せ、キープもできるテベス、モラタの存在が
必要不可欠になっているようです。おまけにこの2人はコンビネーションも
良いと来てます。
一方のジョレンテポストプレーの収まりが悪く、また周りの
選手のフォローが遅いのもあって、負のスパイラルにはまりつつある
ように見えます。


ストゥラーロという選手、今シーズン好調なジェノアで主力として
やっていたのを引き抜いてきただけあって、良い選手のように見えました。
ボールを持って前に行ける、守備でもファイトする私の好きなタイプ。
それだけに45分しか見られなかったのは残念でした(ただこのポジション
多すぎじゃない?)。


最後に復帰組。バルザーリは終始安定したプレーで、CLに先発させても
全く問題ないであろうと思いました。ボールを持った時に1人くらいなら
簡単にかわすのも大きい。
デチェーリエは負傷退場してしまったのは残念でした。プレーもジェノア
パルマへ行く前とあまり変わっていないようで、これといった武器がないまま。
このままではずっと数を揃えるだけの選手でしかないでしょう。
サモア、エヴラには敵わないし、ユーティリティーさではパドインにも負ける。


パレルモは注目のディバーラ、バスケスがやはり良いプレーを見せていましたね。
テベスがユーヴェからいなくなってしまうのならディバーラに来て欲しい
(最初の獲得候補はザザかな?)。

名古屋 3-3 松本(豊田スタジアム)

(名)小屋松 33'、闘莉王 78' 、ノヴァコヴィッチ 80'
(松)オビナ 32'、池元 63'、喜山 76'
名古屋のメンバーは以下のとおり。

    ノヴァコヴィッチ

永井     小屋松    矢田
      (川又)
   ダニルソン 田口

本多  闘莉王  牟田  竹内

       楢崎

sub:高木、大武、佐藤、小川、松田、グスタボ
coach:西野

3得点は素晴らしいのですが、3失点はいただけない。互いに
セットプレーから2得点を決める試合でしたが、名古屋の失点は
防げたものなかりだったと思います。要改善。


攻撃面も結果は出したとは言え、引いた相手に流れの中で効果的な
場面を多くは作れず。メンバーと戦術が合っていないのでは?と
疑問に思うところです。


例えばノヴァコヴィッチハイボールが得意な選手ではない様です。
だからロングボールを上げても競ってくれないし、また、勝ちもしない。
最低限クロスボールに対して飛び込む姿勢はあるようですが、いわゆる
「電柱」タイプではなく、ストライカータイプなので、ハイボール
足元のボールも収めてくれたケネディと同じように思って周りが
プレーするとギャップができてうまくいかないのでしょう。
現に試合中ノヴァコヴィッチは相当に周りに要求をしている。


上記と関係することですが、1トップよりも2トップの方が良いかも
知れません。
ボールキープできるレアンドロドミンゲスが離脱してしまった以上、
高い位置でキープできるように的を増やすのが良いと思います。
ノヴァコヴィッチ1枚だとどうしても相手は守りやすい、そこで
2トップにして相手の狙いを絞らせないのは1つの手段になり得るでしょう。


2トップの候補としてはノヴァコヴィッチ、永井、川又の3人から
選ぶことになりますが、私としては永井の推進力は捨てがたい、川又は
泥臭いプレーができるという2点から、ノヴァコヴィッチ、川又の
2トップを推します。
この試合でもノヴァコヴィッチのアシストはロングボールをうまく
落とした川又のものでした。
外れるのは矢田か小屋松になりますが、2人は少しタイプの違う選手
なので、相手によって使い分けるのも良いかと思います。


ボールを回せる時に悪い意味で「調子に乗って」リズムを作りきれない
うちに隙を突かれて失点。次の試合ではこんな展開は見たくないものです。