ITALIA 1-0 AUSTRALIA(KAISERSLAUTERN)
( I )TOTTI 89'(P)
イタリアのメンバーは以下の通り。
TONI GILARDINO (BARZAGLI) (IAQUINTA) DEL PIERO PERROTTA (TOTTI) GATTUSO PIRLO GROSSO MATERAZZI CANNAVARO ZAMBROTTA BUFFON
デルピエーロを先発起用させ、トッティはベンチスタート。
負傷のネスタの代わりはマテラッツィ。
21分、ピルロのパスを受けたトニが反転シュート。GKシュウォーツァーが
かろうじて足でセーブ。
33分、ピルロが右サイド前方へロビングパス。ペッロッタがヘディングで
折り返すも合わせたトニのヘディングはバーの上へ外れる。
50分、ブレシアーノが縦に速い突破を仕掛けたところでマテラッツィが
タックルで止め、レッドカード。
その後少し間を置いてイタリアはトニを下げてCBのバルザーリを投入。
デルピエーロに代えてトッティを入れ4−3−2の形を作る。
オーストラリアはアロイージを投入して押し込んだ展開を作るも、なかなか
シュートチャンスがないまま89分、イタリアがカウンターに人数をかけて
攻め込むもオーストラリアDFがカットして得点ならず。直後にもオーストラリア
DFのクリアミスがイアクインタに渡り、左足でシュートを狙うもGK正面。
そして再度イタリアのカウンター、ピッチの中央からトッティが左サイドへ
パス。グロッソがブレシアーノを振り切ってPAに入ったところでスライディング
に来たニールともつれあってPKを獲得。
トッティが落ち着いて決めて、タイムアップの笛。イタリアが劇的な
勝利を収めた。
――――
まずは勝利した事が嬉しいです。この試合、筆者の見方としては上の通り、
4−4−2のスタート。アレックスはボールを受けに下がると言うにはあまりに
後ろのポジションだったので、おそらく中盤の左を任されたのだと思います。
そのため、守備力のあるガットゥーゾが普段はやらない左サイドのケア。
そのアレックス、攻撃面では正直仕事が出来ませんでした。今までの試合で
トッティと比べても、ボールが回ってくる頻度があまりに違う。これは
アレックスがすぐにボールを受けられる位置にいない事が原因なのでしょう。
貢献度で言えば、万全でないトッティと比べても劣っていると言うのが現実です。
マテラッツィに関しては、多くの見方がそうであるように、1発レッドは厳しい
判定でした。ただブレシアーノの勢いを見ると「ゴールにつながるプレーの阻止」
と判断されたのかも知れません。
他ではカンナヴァーロ、ガットゥーゾ、ピルロが頑張ってました。カンナヴァーロ
は相変わらずの安定感でヴィドゥーカを抑えましたし、ガットゥーゾ、ピルロは
よく走っていました。味方になったときのガットゥーゾはこんなにも頼もしいのかと(笑。
気になったのはリッピの采配。退場者の予測なんて出来ないので、後半頭からの
交代を責めるのは結果論ですが、それでも投入する選手がイアクインタで良かった
のかとは思います。トニはゴールチャンスを逃しながらも完璧なまでのポスト
プレーをこなしていたので、裏へ抜けるタイプのインザーギを入れるのが良かった
かと。
ちなみに地上波の生放送で観戦しましたが、スカパー!の実況担当が西岡さん
だったので録画して改めて一部観てみました。やっぱり
P〜K〜っ!! イタリア先制〜!
が聴けました(笑。