名古屋 1-1 浦和(瑞穂陸上競技場)

(名)巻 47'
(浦)エジミウソン 40'
首位名古屋と3位浦和の対決。
名古屋のメンバーは以下のとおり。

     ヨンセン  巻
       (杉本)

  玉田  吉村  中村    小川
 (米山)

  阿部  増川 バヤリッツァ 竹内

         楢崎

sub:西村、三木、吉田、藤田、山口
coach:ストイコビッチ

序盤から試合の主導権を握ったのは名古屋だったが、
徐々に浦和も建て直し、名古屋より一段と早いパス回しで
チャンスを伺う。
40分、ドリブルで前へ仕掛けた高原が左の相馬へパス。
相馬が上げたクロスはバヤリッツァにかかり、コースの
変わったボールにエジミウソンがとっさにヘッドで
合わせてゴール。浦和が先制する。


後半開始を持って再び攻勢に出た名古屋。47分、
右サイドの小川が早いタイミングでクロス。巻が
DFの前に入ってダイビングヘッドを決めて同点。
その後は前半同様、換わって浦和が攻める展開になるが、
浦和はやや疲れで足が止まり、互いに中盤にスペースが
空き始める。
名古屋はヨンセンに代えて杉本、玉田に代えて
米山と投入し、スペースを活かす作戦を取ったかに
見えたが、思うようにボールをキープできずに試合終了。
勝ち点差に影響ない形で1試合を消化した。


――――
個人的な見方としては、玉田→米山の交代は守備固めで
なく、パスを出せる米山を攻撃の駒として置いたのだと
思いました。結果的にうまく行ったとは言えませんが、
内容としては悪くなかったです。
しかし結果を見れば引き分けはむしろ名古屋の方が
痛かったと思います。1試合消化の少ない浦和、鹿島に
比べて得失点差の数字が良くない。少ない試合数は
相手が勝つと考えた方が良いので、結果としては
バーチャルで首位陥落状態です。


ただ、繰り返しますが、内容は悪くなかったと思います。
千葉戦で失敗に思えた玉田の中盤も良かったですし、
巻もポストプレーではまだまだですが、あのゴールは
持ち味を発揮したものでした。中村、吉村、小川も
積極的にシュートを放っていましたし、次につながる
試合でした。