JUVENTUS 4-1 BOLOGNA(Stadio Olimpico di Torino)
(J)SALIHAMIDZIC 59' GIOVINCO 71' DEL PIERO 75' 88'
(B)MUTARELLI 24'
ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。
DEL PIERO IAQUINTA
(IMMOBILE)
GIOVINCO MARCHISIO TIAGO SALIHAMIDZIC
(DAUDO) (POULSEN)
MOLINARO CHIELLINI MELLBERG GRYGERA
BUFFON
dis:CHIMENTI,ZEBINA,ARIAUDO,ESPOSITO
all:RANIERI
ユヴェントスが良い立ち上がりを見せた序盤だったが、
先制したのはボローニャ。24分に左サイドのスローインを
中央に流れながらボールを受けたディヴァイオがスルーパス。
斜めに走り込んできたムタレッリのシュートががブッフォンを
破ってゴール。
ユヴェントスはジョヴィンコを中心に攻勢に出るものの
得点を奪えずに前半をビハインドで終了。
後半開始から選手交代を行ったユヴェントスは59分、
左CKジョヴィンコのクロスにサリハミジッチがニアから
流すヘディングを決めて同点。こうなるとユヴェントスが
完全にペースを握る。
71分、デルピエーロがセンターサークルから右サイドの
サリハミジッチにサイドチェンジ。サリハミジッチが
ファーサイドへアーリークロスを送り、ボールを受けた
イアクインタが中央へ落とす。ジョヴィンコがダイレクトで
右足アウトにかけたシュートが右サイドネットに決まって
ユヴェントスが逆転。
74分にはジョヴィンコがボールを奪ってファウルを受けた
FKを素早くリスタート。ポウルセンがドリブルで持ち上がって
右サイドサリハミジッチへ。サリハミジッチがうまく
間をためて裏へ走りこんだデルピエーロへスルーパス。
デルピエーロは素早く反転してDFをかわして左足でゴール。
87分にもサリハミジッチが中央へ送り込んだロビングパスを
ダイレクトでデルピエーロがシュート。アントニオーリが
弾いたボールを自ら押し込んで自身2点目。
その後もポストをたたくシュートがあったもののトリプレッタは
決められず、プリマヴェーラの選手と交代。
ユヴェントスが後半に理想の形で試合をひっくり返して
勝利した。
――――
スーペル ジョヴィンコ！
という出来の試合でした。内容が良い（攻撃が面白い）試合は
勝てないイメージがあったのですが、この試合ではそれ以上の
破壊力で快勝しました。
ネドヴェドの負傷で先発したジョヴィンコが中央へ入って
ボールを受けると、チャンスメイクの連続。サイドで受けても
正確なクロスやサイドチェンジでボールを配給し続けて、
ほぼ完璧な動きでした。ネドヴェドとの違いは守備への貢献度
くらい。
2得点を決めたアレックスは、フリーでのシュートを何本か
外すなどブレーキでしたが、終盤はさすがの動き。ボローニャが
交代枠を使い切ってからけが人を出したこともありましたが、
DFを外してボールを受ける動きは秀逸。そしてその動きを良く
見ていたサリハミジッチの存在も助けになりました。
本来の2人の関係であれば逆の立場なんでしょうけど。
前半を見ていて、マルキージオとティアゴの関係が良くない
ように思っていましたが、ティアゴをポウルセンと代えることで
落ち着きを取り戻しました。もっとも、守備の危うさを
気づかせないほどに攻撃を仕掛けていたのもありますが、
ラニエリの交代策は当たったと思います。
失点シーンでディヴァイオを外したティアゴは、ボールが
足につかない場面があったり、やや集中力に欠けたプレーが
散見されました。ティアゴが着き切れずにマルキージオが
フォロー、フリーになったムタレッリに走り込まれてしまい
ました。
あの場面はキエッリーニも中へ進入して来たディヴァイオの
シュートに備えなければならなかったし、ムタレッリに
着くのは難しかったと思います…などと考えると、やはり
ファーストディフェンダーだったティアゴがしっかりディヴァイオを
抑える（少なくとも中へ入らせない）ことが必要だったかと。
BUFFON 6 GRYGERA 6 MELLBERG 6.5 CHIELLINI 6.5 MOLINARO 6 SALIHAMIDZIC 7.5 THIAGO 5.5 (POULSEN 6) MARCHISIO 6.5 GIOVINCO 8 (DAUDO s.v) IAQUINTA 6 DEL PIERO 7
http://www.youtube.com/watch?v=ORhph-CNzRE:MOVIE
2:54のジョヴィンコのシュートは必見です。
狙ったかどうかは知りませんが（笑。
