FRANCE0−1GREECE

ギリシャ、キタ───(゜∀゜)───!!!

録画しておいたものを朝観ました。
ギリシャは完璧にまで試合を支配していたね、ズバリ。
15分にはギリシャのシュートがバルテズの手を弾いて
ゴールラインを割ったかに見えたが何とかオンライン。
瞬間「入ってるよ! 入ってる!」と心の中で叫ぶ事しきり。
録画再生なのに(笑)。


まぁサポートチームがを失った者からすればアップセット、
ジャイアントキリングにでも期待するしかないですから
ね。
もちろん「好カード」ならば内容を期待したいところだ
けど、正直このカードはフランス優位と思ってましたので。
試合前までは…。


で、ギリシャが時折カウンターでけん制しつつうまく守って
前半を0−0で終了。ギリシャは言うまでもなくプラン通り
であったろう。これで不満だったとしたらその監督は世界一の
野心家だ(笑)。
後半開始。両チーム選手交代はなし。フランスもまぁ焦る
事はない訳だし。ただ前半を観る限りヴィエラの負傷欠場が
痛いように感じた。攻撃にリズムが出来ていない。
…と65分、遂にギリシャに歴史的ゴールが生まれる。


フランスがトレゼゲ目掛けて出したロングボール。トレゼゲ
頭で触るもののキープ出来ずにボールはゴールラインへ。
見送ればゴールキックになるボールをギリシャGKニコポリディス
がエリアを飛び出してオンプレイに。
ボールをキープして見方の上がるのを待った後にロングボール
を前線へ。
フランスDFがクリアしたボールをギリシャがつなぎ、右サイドに
開いたザゴラキスが不用意にチャレンジに来たリザラズ
交わしてタイミングを計ってクロス。後ろから走りこんだ
選手にフランスDFがつられる隙にエリア中央で待ち受ける
ハリステアスがフリーでヘディング。ボールはフランスゴール
右隅に突き刺さった。


この瞬間のギリシャサポーターの声援を聞いて「羨ましい」
と素直に思った。こんな興奮の瞬間は何年も味わっていない…。
「ホントお願いしますよ」と思いつつ、ギリシャの勝利の予感。
残り25分もフランスが決定的に精彩を欠き、またギリシャ
うまいディフェンスもあってこのままのスコアで試合終了。
ギリシャがまたも大物食いをやってみせた。


この試合、やはりギリシャの巧さを書くべきだが、レーハーゲル
監督、大会終了後は引く手数多ではなかろうか(笑)。
地上波解説の水沼氏の言葉を借りれば

ギリシャは何とか守るというよりも試合の主導権を握って
いるかのような余裕のある守り方だった。

となる。まさにうまい表現。ゴール前に引きこもる訳ではなく、
中盤の積極的なディフェンスがフランス中盤を上回っていた。


また、これに拍車をかけるようにフランス攻撃陣の不調振りが
目に付いた。
ジダンの不調、ヴィエラの欠場。ピレスは得意の左サイドを
やらせてもらったおかげでそれなりのプレーをしていたと
思うが、全体を見るとこれがいけなかった。
本来左サイドのピレスは近年の代表では右をやらされていた。
元々は右のウィンガーだっただけにそれで問題なかったが、
この試合では(今大会?)左を担当。その為にアンリ、ジダン
含めて左に攻撃が片寄り過ぎてギリシャのディフェンスを
容易にしてしまったのだ。


右サイドはサイドバックギャラスの攻撃のみに頼る形に
なってしまった為、殆ど有効な展開にはならなかった。
また、ヴィエラ不在により中央への飛び出しもなかった。
イングランドスタイルの「センターハーフ」のプレーが
出来るヴィエラは攻守において中心となっていたが、この
「攻」の部分が失われてしまった。「守」はマケレレ
ダクールで問題なかっただけに残念。


後半途中からはトレゼゲからサア、ダクールをヴィルトール
ピレスをロタンに交代。この交代は理論的には素晴らしい
ものだった。
全くボールに絡めなかったトレゼゲの交代、ディフェンス
の必要がなくなったのでボランチ1枚を削って右サイドの
プレーヤーに、よりドリブル突破の得意なプレーヤーの投入。
しかし誤算だったのは選手が思った以上に覇気がを失って
いた事だ。積極的なプレーをしていたのはほんの数人。
特に攻撃陣は全く気持ちが見えなかった。


ギリシャデンマークvチェコの勝者と対戦。恐らくチェコ
勝つのではないかと思うので(ただしデンマークが先制する
と分からなそう)、同じ体質のチーム同士の対戦が見所だ。
…地上波放送あるかな?。
とりあえず今夜も放送あるんでスウェーデンvオランダ観ますよ。

ええ。もちろん憎きメルベリ*1のいるスウェーデンの敗退を
願ってオランダを応援します

(笑)。しかし多くのサッカーファンが思ってる事は
こちらよりももう一方のデンマークvチェコを放送しろよ、と。



*1:23日分参照