連載

1.「G大阪の躍進、柏レイソルの凋落」<後編>
ちょっと間が開きましたが今回はG大阪の方。


G大阪は大黒を中心にフェルナンジーニョ、二川と3人でかき回す
サッカーで得点を重ねる。
マグロンが怪我なのが逆に幸いして前線が自由に動き回る武器が
出来た訳だ。マグロンがいた頃はマグロンを中心に他の選手が
衛星のように動くのが基本になっていたのであろう。


そして今季から加入したシジクレイの影響も大きいだろう。彼は
神戸時代から安定した守備能力を見せ、時にはボランチもやって
見せるほどのユーティリティプレイヤーだ。
彼が後ろにいる事でボランチの選手もある程度攻撃へ安心して
重点を置く事が出来る。
従って攻撃に厚みが出るのだ。


また、サイドの家長も若さの特権とでも言うべきか積極的なプレーが
見られ、チームの姿勢にフィットしている。技術力の問題よりも
積極的なプレーが出来るかどうか、というのは特に若い選手には
必要だ。


何せ日本代表の宮本が控えなのだ。秋田の代わりにウチが欲しいくらい。
シジクレイ、宮本、木場、山口、寛好と言った選手がそろう後ろは
任せられるので、後は大黒の好調さが続けばチームの好調さも持続
出来るだろう。