ARSENAL 0-0(EX0-0 PK5-4) MANCHESTER UNITED(MILLENNIUM STADIUM)

第3者が平等な視点で観れば、ユナイテッドに勝たせてあげたかった試合
でしたね。ガナーズサポーターのid:LittlePiggyさんには申し訳ないです
けどね…。


前半、ユナイテッドが強烈なプレスで試合を支配。ルーニーと筆者が
過小評価したばかりのロナウドが素晴らしい動き。V.ニステルローイ
全盛期のポストプレーが戻りつつあった。
逆にアーセナルは珍しい1トップで臨み、前線で全くボールがキープ
出来ない。メンバーを見ればベルカンプレジェスの2トップかと思ったが、
レジェスは引き気味にポジションを取って機能していなかった。
唯一救いだったのはGKレーマンが当たっていた事か。


後半も前半ほどの勢いはないにせよ、ユナイテッドのペース。アーセナル
サイドから崩されるケースが多く、中央に3人のセントラルMFを並べる
布陣が完全にミスマッチ。
その後もFWを増やす事なく交代策を取ったので、あれはベンゲル
指示だったのだろう。攻撃よりも守れと。
しかし85分、レーマンがこの日初めての判断ミスで、クロスに対して
飛び出したものの触れずに逆サイドのキーンに。キーンは狙い済ませて
シュートを放つがDFがブロックしてCKに。
さらにそのCK、レーマンが消極的になりボールに反応出来ずにいると
V.ニステルローイがフリーでヘディングシュート。これをポスト脇の
カバーに入っていたリュングベリが頭でクリアし、ボールはバーに
はじかれるというシーンがあった。
結果を見れば「守り勝った」アーセナルだが、もちろんこれでは
ヨーロッパで勝ち上がるのは不可能だ。


勝負は結局PK戦で決着。アーセナルが5人全員決めたのに対し、
ユナイテッドが2人目のスコールズレーマンにセーブされた。
レーマンGJ!
ちなみにスコールズは外す気がした。GK経験者からすると、ボールを
セットしてから背を向けて下がる選手は外しやすい。
もっともヴィエラは決めたので当てにならないかも知れないが(苦笑)。