MILAN 3-1 SIENA(STADIO SAN SIRO)

(M)AMBROSINI 15' SCHEVCHENKO 31' KAKA 81'
(S)TUDOR 44'
シエナは1節、キエーザの活躍で逆転勝ち、一方のミラン
豪雨に泣かされアスコリと引き分け。ミランはホームで
しっかり勝ちたいところだが、カカ、カフーガットゥーゾ
ベンチに温存。


ミランシェフチェンコがとにかくキレていて、1ボランチ
中盤を組むシエナはドリブル突破を全く止められない。
15分、右サイドを突破したシェフチェンコが深くえぐった
ところから中を良く見てグラウンダーのパス。飛び込んで来た
アンブロジーニが逆サイドへ流し込みミラン先制。
31分にもシェフチェンコが中央から仕掛け、味方が出した
パスがDFに当たりはね返ってきたところをダイレクトに豪快な
シュートを放ちゴールを決めて追加点。
シエナは守備が常に後手後手にまわる苦しい展開で、攻撃も
右サイドのアウベルトの突破に頼るのみ。しかしミラン
セットピースの守備のまずさを突いて44分、CKからフリーに
なったトゥドルがヘディングで押し込み1点差で前半を終える。


後半に入り、ミランはカカ、カフーガットゥーゾを投入して
「慣らし」も万全。81分にシェフチェンコが流れる動きで
スペースを作ったところにカカがドリブルで進入、そのまま
シュートをゴールに決めてダメ押し。シエナはDFラインを
下げ過ぎて眼の前にドリブル出来るスペースをたくさん作って
しまった。


シエナはトゥドル、レグロッターリエと旧ユーヴェ組がいる
のですが、2人とも散々でした。トゥドルは相変わらずヘディングの
強いところを見せたのはいいのですが、ボランチとしての
守備はDFラインの前で防波堤になれず。サイドプレイヤーに
対するコーチングでもう少しうまく守りたかったところ。
レグロッターリエはDFリーダーとしてやらなければならない
ところが、自分で守るわけでもなく、ラインを上げてコンパクトに
するわけでもなく、ただ為すがままにやられてしまった。
ユーヴェでも期待外れに終わった彼、移籍1年目には「期待
外れだった選手」の1位という不名誉な投票結果を頂戴。
本当にキエーヴォ時代の彼はどこへ行ってしまったのでしょう?
一方のミランは、シェヴァ、カカが凄まじくキレた動き。
殆ど1人で突破してゴールを決めてしまうプレーは驚異的でした。