EVERTON 3-0 LIVERPOOL(GOODSON PARK)

(E)CAHILL 24' JOHNSON 36' 89'
リヴァプールを拠点とする2チームのマージーサイドダービー


開始からホームのエヴァートンが勢いに乗ってペースをつかむ。
24分、ジョンソンが右へはたいてボールを受けたアルテタがクロス。
これをカーズリーがニアですらし、オズマンがつぶれてフリーになった
ケイヒルが押し込んでゴール。エヴァートンが先制する。
30分にはリヴァプールも反撃。右サイドからルイス ガルシアがシュート。
GKハワードが弾いたボールをジェラードが難しい体勢から狙うがポストに。
ところがDFラインが不安定のままのリヴァプールは36分、カラガーが
ボール処理を誤り、抜け出したジョンソンがニアサイドの狭いところに
落ち着いて決めてエヴァートンに追加点。
エヴァートンが2点のリードで前半を終える。


後半に入ってエヴァートンの勢いがなくなり、調子が悪いなりにもリヴァプール
押し込む時間帯になる。
74分には味方のパスで裏へ抜け出したジェラードが再びポストを叩くシュート。
エヴァートンをゴール前に押し込める。
しかし、交代策もうまく機能せず、逆に追加タイムにはカーズリーのミドル
シュートを後ろに弾いてしまったGKレイナが処理を手間取るところにジョンソンが
体ごとボールを押し込んでゴール。決定的なダメ押し点が入りエヴァートンが勝利した。


――――
「AJ」2ゴールキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!


後半こそ押し込まれましたが、エヴァートンの完勝でした。スピードのある
AJがスペースで受けて、空けたスペースにケイヒル、オズマン、アルテタが
走りこむ理想的な連動で攻撃を展開。1点目はまさにその動きが結実した形でした。
また、サイドにボールがあるときにセンターの選手、あるいはSBが全力でクロスオーバー
するのも見ていて好感が持てました。
何で名古屋の選手にはできないのかなぁ。馬鹿なのかなぁ…


リヴァプールは、全体的に運動量不足。せっかくジェラード、アロンソとパスを
出せる選手がいるのに受ける選手が皆無でした。ベニテスはどうしてもジェラード、
アロンソ、シソコの3人を併用したいようですが、4−4−2でジェラードをサイドに
置くのはあまり良いように思えないので、4−5−1あるいは4−3−3にしたらどうですかね。
交代選手でサイドの選手が2人も出てくるというのが、サイドが機能していない証拠。
ベラミーを登録外にしたり、数ある駒をうまく使える監督ではないようです。昨年の
トヨタカップでもターンオーバーのやり方のまずさが指摘されてましたしね。

               KUYT
             (CROUCH)
   L.GARCIA             BELLAMY
                       (PENNANT)

     SISSOKO           GERRARD
             X.ALONSO

F.AURELIO  HYYPIA  CARRAGHER  FINANN
(RIISE)
               REINA

DFラインの脆さは攻撃でカバーするという意味も込めてこんな感じで。
…ただロングボール1本であたふたする状態なのでどうしようもないですけどね。
とにかく得点力を改善するのが先決かと。