MANCHESTER UNITED 0-1 ARSENAL(OLD TRAFFORD)

(A)ADEBAYOL 88'
開幕4連勝と波に乗るマンチェスターユナイテッドと、3戦して勝利のない
アーセナルの一戦。


11分、この試合ファンデルサールに代わってゴールを守るクシュチャクが
PA内でアデバヨルを倒してアーセナルにPK。しかし自らジウベルト シウヴァ
のキックをストップしてピンチを凌ぐ。
序盤はこの勢いに乗ってユナイテッドが攻勢出るが、アーセナルの堅守を
前に攻めきれず、徐々にリズムを失って行く。
アーセナルはアンリ、v.ペルシといった前線のタレントが不在ながら、
全員がレベルの高いスキルで相手を翻弄するボール回しを展開。裏を取る
シーンも何度か見られ、試合をリードする。


後半に入ってもフレッチャー、ロナウドの両翼の不調で攻撃が形にならない
ユナイテッドに対し、遂に88分、ボールを奪ったセスクがドリブルで持ち上がり
ルーパス。反応したアデバヨルがGKとの1対1を決めてアーセナルが先制する。
その後もスールシャールのシュートをレーマンが好セーブで防ぐなど、アーセナル
守りきり、アウェイのユナイテッド戦で今季初勝利を挙げた。


――――
試合開始直後のユナイテッドの勢いを見て、面白い試合になるかと思ったのですが、
プレスキックも含めてロナウドがリズムを壊し続けた結果無得点に終わりました。
試合中は現地音声で聞いていたのでスカパーの解説者がどういった評価をしていたかは
分かりませんが、右サイドに入ったフレッチャーも大ブレーキ。と言うか前半少し
仕事をしたくらいで後半は完全に消えていました。あそこは代えた方が良かったと
思います。CLで負傷したギグスの穴が大きいようです。


アーセナルは、中盤より前の選手のスキルが非常に高いと改めて思いました。
スピードに乗った中でのパス回しと言うのはアーセナルの特徴でもありますが、
この試合ではカウンター気味に攻撃することが多かったせいか、最近の試合よりも
それが活きていたように見えました。ベンゲルの志向するパスサッカーで圧倒する
というものではありませんでしたが、試合内容ではユナイテッドを圧倒的に上回ったと
思います。
あと開始4分のレーマンの「ハンド」は、あれボールはオンラインでしょう。
主審のグレアム ポールはあんな遠くからボールが見えたのかと。あのFKでアーセナル
失点するなんていうゲームが壊れる展開にならなくて良かったです。