CHELSEA 1-0 LIVERPOOL(STAMFORD BRIDGE)

(C)DROGBA 42'
昨季までの安定感を欠くチェルシーと、調子の上がらないリヴァプールの一戦。


互いにゴール前で決定機を作れない時間が続いたが、42分に右からの
クロスを胸トラップ、反転シュートというドログバのスーパープレイで
チェルシーが先制。
50分にはバラックがシソコの足を踏みつける行為で1発退場になるが、
守備的になることでロングボール主体の攻撃からリズムを作り、途中出場の
ロッベンが守備時間を減らす良いキープを見せる。
リヴァプールは押し込む展開が続くが前半はカイトがシュートをバーに、
後半のジェラードは1対1をGKツェフに防がれ、クラウチもゴール目の前から
放ったヘディングシュートがGK正面に飛ぶなど、チャンスを活かせなかった。


――――
チェルシーが「らしい」試合を見せました。それにしても


ドログバ SUGEEEEEEEEEEEE(゚Д゚)!


のひと言に尽きます。胸トラップから反転シュートと言うのは他にもなくはない
プレーですが、この場合は相手DFのカラガーがぴったりマークしていたところを、
下がりながら受けて相手との距離をやや空けてからのシュート。普通の選手なら
シュートを撃つのはほとんど無理な状態で、GKレイナは一歩も動けませんでした。
まだチームに馴染んでいるとは言い難いシェヴァバラックを使わざるを得ない
状況では、個人技に頼るシーンというのも出てくるでしょう。


一方リヴァプールは、CLは観ていないのですが、前回のマージーサイドで筆者が
述べたことを少しやってきました。ペナントを置いてサイドアタックを徹底するという
ことなんですが、それでも結局は左サイドをジェラードがやっているので特効薬には
成り得ず。ターンオーバーしまくっているベニテスは、セントラルMFのジェラード、
アロンソ、シソコの3人こそターンオーバーすれば良いんですけどね。
ペナントの出来は十分とは言えないまでも、サイドアタックの意識が出たことは
良いと思うので左にも本職のサイドアタッカーを使うべきでしょう。
あとカイトはやはり良かったですね。身長は高くなくてもキープ、競り合いとも
できるFWなので。