FRANCAIS 0-2 ITALIA

(I)PIRLO 25' DE ROSSI 62'
他会場、ルーマニアの試合結果次第で勝てばトーナメント進出が
決まるという両チーム。イタリアのメンバーは以下のとおり。

              CASSANO    TONI

                  PERROTTA
                (CAMORANESI)

          PIRLO   DE ROSSI    GATTUSO
       (AMBROSINI)           (AQUILANI)

    GROSSO   CHIELLINI  PANUCCI  ZAMBROTTA

                   BUFFON


dis:AMELIA,DE SANCTIS,GAMBERINI,BARZAGLI,DEL PIERO,
DI NATALE,BORRIELLO,QUAGLIARELLA,MATERAZZI

all:DONADONI

3分、キエッリーニのクリアボールがそのままフランスDFの裏に
落ちたところへトニが入ってシュートを放つ決定機が訪れるも
シュートは外れる。
9分、リベリが守備に入ってタックルを仕掛けて足を負傷。
ナスリと交代。
10分、イタリアは左CKからパヌッチがヘディングを放ち
ポスト際に立つマケレレがクリア。
23分、再びロングパスで裏を突いたトニがアビダルに後ろから
倒されてPKを獲得。アビダルはこのプレーで退場。
このPKをピルロがゴール左上に決めてイタリアが先制。
26分、左カッサーノ→中央ペッロッタ落としてデロッシ
放ったシュートは上へ。
27分、右サイドからカッサーノが上げたクロスにトニが
ヒールでボレーシュートを試みるが、惜しくもゴール左へ外れる。
28分にもピルロロビングパスに反応したトニだがシュートは
大きく外れる。
29分、三度トニのシュートは左へ。
33分、アンリが右に流れながら難しい体勢でシュートを放つが
ゴール左へ外れる。
37分、フランスはゴール正面の位置からのFKのチャンス。
ベンゼマのシュートは1度は壁に当たり、リフレクションを
左足で狙うが大きく上へ外れてしまう。
43分、イタリアのFKのチャンス。グロッソが左足でファーサイド
狙ったシュートは、GKクペが指先でコースを変えてポストを直撃。
前半はイタリアが1点リードで終了。


49分、右サイドをオーバーラップしたクレルクのクロスを
イタリアDFが中央でクリアし切れず、こぼれたボールを
ベンゼマが思い切りよく狙うがゴールの上へ。
52分、アンリのシュートは力なくブッフォンがセーブ。
54分、イタリアはイエローカードをもらい次の試合で出場停止が
決まったピルロに代えてアンブロジーニを投入。この試合では
中央でなくサイドに配されたピルロのポジションを突かれることが
しばしばあったため、守備強化の意味もあったと思われる。
62分、イタリアがゴール正面やや遠い位置からFKのチャンス。
デロッシが狙ったシュートは壁の端に入ったアンリが出した足に
当たってコースが変わりゴール。イタリアに貴重な追加点。
63分、イタリアはペッロッタに変わってカモラネージが入る。
73分、ベンゼマが左サイドから巻いて逆サイドを狙ったシュートは
ブッフォンがかろうじて弾きCKに逃れる。
79分、イタリアの交代。ガットゥーゾからアクイラーニへ。
追加タイム、トニがゴール前で放ったシュートは左へ外れる。


この試合はイタリアが勝利し、他会場でもルーマニア
オランダに敗れたため、イタリアがグループ2位で突破を決めた。




――――
国歌斉唱のときに並んだ顔ぶれを見て、

カッサーノ(゚Д゚)! ガットゥーゾ(゚Д゚)!

と不安になりましたが、素直に喜べないフランスの不運もあり
勝利することができました。オランダが勝利したためにグループ
リーグ突破も着いてきました。


正直を言うと、不安が的中したかのようにカッサーノガットゥーゾ
仕事ができませんでした。トニもPKもらっていなかったら、
ルーマニアが勝っていたらとんでもないバッシングを食らったで
あろうシュートミスの連続(それだけチャンスに絡んだという
ことでもあるけど)。
逆にデロッシは最高に良かったです。ピルロがいなくても十分に
大丈夫と思わせるプレー。CBのパヌッチキエッリーニもよく
耐えたと思います。


次はスペインとの対戦ですが、ピルロガットゥーゾが出場停止。
今日のメンバーにカモラネージアンブロジーニが先発する形に
なると思いますが、経験のある2人なので問題はないでしょう。
と言うかアンブロジーニはずっと使って欲しいのですが。今季
不調だったガットゥーゾよりも。
あとFWは出たメンバー総崩れですね(苦笑。

BUFFON      6.5
ZAMBROTTA   6
PANUCCI     7
CHIELLINI   7
GROSSO      6.5
GATTUSO     6
(AQUILANI   s.v)
DE ROSSI    9
PIRLO       6.5
(AMBROSINI  6.5)
PERROTTA    6.5
(CAMORANESI 6)
TONI        6
CASSANO     6

DONADONI    6.5

PKを取ったファウルに対してレッドカードを出すべきなのかというのは
おそらく常に議論の対象となるのですが、決定機の阻止という意味では
レッドカード+PKでも仕方がないのかなという気もします。PKを失敗
したときのことを考えると、なおさら。リベリの怪我がフランスにとっては
残念でした。
アンリのブロックも中途半端に足を出した感がありますが、あれだって
変わったコースがゴールに向かったのは不運と言えるでしょう(DFの
選手ならもっとしっかり当てに行ったと思いますが)。
ベンゼマは良かったです。まだウリエが監督をしていた一昨季に
見たことがあったのですが、その時は荒削りな感じがしましたが、
今はだいぶ余裕を持ってプレーできていますね。




放送終了間際に「準決勝はオランダ−スペイン観たいでしょう?」とかのたまう加藤 浩次がますます大嫌いになりました。


次の試合、絶対にスペインに勝つぞ!