ナ杯 大分 1-0 名古屋(九州石油ドーム)

(大)ウェズレイ 49'
ナビスコカップ準決勝の2nd Leg。名古屋のメンバーは以下のとおり。

     ヨンセン  杉本

 マギヌン 吉村   中村    小川
      (巻)

  阿部  増川 バヤリッツァ 竹内
 (吉田)

         西村

sub:広野、三木、米山、藤田、山口
coach:ストイコビッチ

試合開始から引き気味にポジションを取る大分に対して、
バランスを崩しすぎて押し込みながらもカウンターを
浴びてしまう名古屋。前半は無得点で終了。


後半に入り、相手DFラインに並ぶ攻撃の選手と、後ろを
ケアする守備の選手の間がぽっかりと空く名古屋の
隙を突いてウェズレイがフリーでミドルシュート
これがゴール左隅に決まって大分が先制。
ビハインドの名古屋は、試合開始前と同様、1点を
取れば良かったはずだが、監督は早々にサイドアタックを
諦めてパワープレイ作戦に。
吉村に代えて巻を投入し、杉本をサイド、小川を中央へ
配するがほとんど機能せず、さらに残り13分のところで
阿部に代えて吉田を投入。吉田も前線へ上げてさらにはっきり
した戦い方に。
しかしサイドを崩さずに漠然と上げるクロスに対しては
大分の3バックが固い守備を見せ、最後までゴールを
割らせず。初の決勝進出を決めた。
名古屋は7回目の決勝進出のチャンスも逸した。


――――
監督が1番最初に自分の戦い方を捨ててしまいました。
単純に1試合の敗戦という以上に残念な結果でした。
セフもそうだったけど、自分の信念を貫くというのは
難しいですね。
そういった意味では「意地でも4−4−2でパスをつなぐ」
というサッカーを変えないベンゲルは、自分の哲学を
信じているんでしょうね。良いときも悪いときも
あるでしょうけど。