CHELSEA 2-1 WIGAN(Stamford Bridge)

(C)TERRY 24' LAMPARD 90'
(W)KAPO 82'
ウィガンの選手、サポーターには酷な結果の試合でした。


先にチャンスを作ったのはウィガン。スルーパス
アレックスがクリアミス。シャーナー*1
1対1になるが、シュートはツェフがセーブ。
その後はチェルシーの攻撃に耐えていたウィガンだったが、
24分、CKのクリアボールをテリーがボレーシュート。これが
ゴール前で反応したDFに当たってコースが変わり、GKが
反応できずにゴール。チェルシーが先制する。
その後もピンチを迎えながら守っていたウィガンは、
82分、左サイドのフィゲロアのクロスにカポが飛び込んで
同点に追い着くゴール。
あとは長いクリアボールと、ドリブル、交代で時間を使う
だけだったが、時計が90分を指したとき、アシュリーコールの
ロングボールをランパードメルヒオットに競り勝って
ヘディングシュート。GKカークランドはややポジションを
前目に移していたために反応できずにゴール。
チェルシーが辛くも、勝利を決めた。ウィガンは集中力を
切らさない守備を見せていたが、最後は個の力の部分で
敗れてしまった。


――――
冒頭にも書きましたが、ウィガンには残念な試合でした。
危うい場面を作られはするものの、1対1になったところは
DFがぎりぎりで戻ってボールをカットしたり、GKが破られた
あとにゴールに向かうボールをかき出すようにクリア
したり、水際のところでは守れていたのですが、ゴールの
目の前でコースが変わったボールまでは防げず。
でもブランブルが頼もしく見えるほど、集中してましたね。


また、攻めても前半にはCKから惜しい場面があり、シュートは
ゴールラインを割る直前で神がかり的なクリアに防がれたり。
チェルシー相手に良い試合をしていました。
試合を終えて暫定7位という結果もうなずけます。どこかで
聞いた選手ばかりの寄せ集めチームだと思いましたが、裏を
返せばそれだけ有力(だった)選手が多い訳で、FWさえ補強
できればまだまだ良くなる要素はありそうです。


逆にチェルシーは、勝ち点を得られた以外はなにも収穫がない
試合だったと思います。
ただし、スコラーリのときに封印していたロングボールが
かなり有効に使われていたので、これは今後多用される
でしょう。ヒディンクも短期間で変化をつけるのは難しいと
判断して、モウリーニョ時代のやり方も取り入れたのかな?
チェルシーのロングボールは適当に「放り込む」という感じでは
なく、的確にフリーの選手に渡るサイドチェンジで使われる
ことが多いので、観ていて本当に素晴らしいと思えます。


グランパスでもあんなパスがもっと増えれば…。

*1:発音聞いてませんでしたが、「SCHARNER」オーストラリア国籍。