メルカートの成果を受けて

ユヴェントスGM、ルチアーノ・モッジ

 カンナバーロイブラヒモビッチを獲得するために、ミッコリという
大事な戦力を犠牲にしなければならなかった。
ミッコリは共同所有の形での移籍であり、引き続きシーズン中も注目
していく。それからチームに戻すかどうかを検討するだろう。いろいろと
ウソを言っていたのは申し訳ないが、こうしなければ興味を持っていた
選手たちを今回のような条件で獲得することはできなかっただろう。
 ヤンクロフスキ? ウディネーゼは共同所有の形を拒否した。まあいい
だろう……彼まで加入していたら
ユーヴェは強くなりすぎるところだった

ユヴェントス監督、ファビオ・カペッロ

 イブラヒモビッチは素晴らしい選手だ。彼のためにミッコリというもう
1人の重要な選手を手放さなければならなかったというのは明らかだ。
彼が加入したことで、当然われわれが考えていたサッカーは変わる。
カンナヴァーロの価値については言うまでもなく誰もが知っている

モッジの発言は恐ろしいまでに「さすが」だけど、カペッロはやっぱり
カンナヴァーロの加入が相当嬉しいご様子。
ただ「サッカーは変わる」と言うのは4バックから3バックにしたりする
んだろうか。
DF、ファビオ・カンナヴァーロ

 トリノには友人が多い。デルピエロタッキナルディもいるし、以前に一緒に
プレーしていた選手たちは言うまでもない。フェラーラブッフォンテュラム
アッピアーに再会できるというのは、先に行っていた彼らに追いつくような気分で、
本当にうれしい。
 ユヴェントスの選手になることができて、とてもうれしく思っている。カペッロ
監督が僕を評価してくれ、ここに呼んでくれたというのも名誉なことだ。監督に
信頼されるというのはとても大事なことで、しかもそれがカペッロほどの名監督
なら本当に誇らしいことだ。

FW、イブラヒモビッチ

 これは僕ができる限りの最善の選択だった。ユヴェントスは世界最強のチームで、
そのチームが僕を欲しがってくれたことを本当にうれしく思っている。
 このチームですべてを勝ち取りたい。アヤックス? 対戦することに何も問題
はない。
 僕はダビド(トレゼゲ)とは違う。それぞれ異なるタイプの選手だから共存は
可能だ。いずれにしても決めるのはカペッロ監督だ。僕はここに来たことで夢を
実現できた。

ただし、今回の移籍に関して人柱になったミッコリはもちろん良く思っていないようで、

 僕かデルピエロかという選択で、ユヴェントスは僕を犠牲にすることを選んだ。
 トリノに心残りはない。ユヴェントスを相手にPKを蹴るようなことがあれば迷
わず蹴らせてもらう。
 ユヴェントスへ戻る? 分からない。今はフィオレンティーナのことを考えて
いる。フィオレンティーナから話があった時には10分間で“イエス”の返事をした。

このミッコリの反感はイブラヒモビッチが活躍してくれればいいが、失敗した場合は
大きな痛手となりそうだ。
今までビッグネームを「売り時」に売ってきた*1ユーヴェがデルピエロだけは長々と
保持し続ける理由は何だろう?
彼を寵愛した会長は亡くなったのだが…まさか遺言?!


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多くは感じないけど…。