ATLETICO PARANAENCE(BRA) 3-0 GUADALAJARA(MEX)

(P)ALOISIO 22' FERNANDINHO 44' FABRICIO
リベルタドーレス準決勝、カード2の1st Leg。
グアダラハラはコンフェデのメキシコ代表に5人(?)
取られている苦しい布陣。GKに至っては第1、2GKまで
いなくなるというまさにスクランブル。


試合のほうは序番こそグアダラハラが押し込むも、
パラナエンセが右サイドの攻防で攻め勝つように
なってからは展開もパラナエンセ有利に。
その右サイドのクロスからアロイージオがヘディングを
決めてパラナエンセが先制。
こうなるとグアダラハラは混乱し、さらに2失点を
喫してアウェイとは言え大きな差をつけられてしまった
敗戦となった。
パラナエンセも解説者の言葉を借りれば

何となく点を取った

ような展開で、有利な展開で試合を進めていたものの
圧倒した試合でもなかった。


この試合でグアダラハラが代表に大量に選手を取られる
のを見ていると、コンフェデの開催意義を考えてしまう。
確かにヨーロッパではシーズンオフだが、南米や日本では
シーズン中でもあり、そもそも以前は開催国が何カ国か
招待する形だったものを大陸チャンピオン招聘という
システムに変える必要があったのか。W杯の前年にわざわざ
ミニW杯を開催する意味があるのか。何より代表選手の
体力面で無理がある。


97年に行われた仏大会のプレ大会では開催国のフランス、
前回(94年)優勝国のブラジル、それに近隣からイングランド
イタリアを招待する4カ国総当りで行われたが、レベルの
高い試合が行われて開催ムードを盛り上げたものだった。
フランス-ブラジルでのロベルトカルロスのFKを観た人は
今でも鮮明に思い出せるのではないだろうか。


リーグ戦の試合数を減らすなどの考えを見せている
ブラッター会長。こういう試合こそあまり意味のない
試合だと思いますがいかがなものでしょう。