JUVENTUS 1-0 CHIEVO(STADIO DELLE ALPI)

(J)TREZEGUET 36'
ユヴェントスナイトゲーム、ホームでの開幕戦。
ユーヴェと開幕戦で当たるチームは5年連続でセリエB
降格している*1のでキエーヴォにはぜひ頑張って残留して
もらいたいところです。
ユヴェントスのメンバーは以下の通り。

        IBRAHIMOVIC  TREZEGUET
                     (ZARAYETA)

   NEDVED               CAMORANESI
           EMERSON  VIEIRA

 ZAMBROTTA CANNAVARO THURAM ZEBINA
                          (PESSOTTO)
                ABBIATI

開始間もない頃にゼビナが筋肉系のトラブルで負傷退場。
開幕前の危惧が見事に的中してしまい、右SBがペッソット
1人になってしまった。
試合のほうは解説の川勝さんも指摘していた通り、CBの
寄せに不安があったものの、ユーヴェがほぼ試合を制圧。
ここで利いていたのがヴィエラで、キープ力を活かして
パスを散らしてはゴール前に顔を出すなど、攻撃面での
アクセントとして素晴らしい活躍だった。
得点はザンブロッタの左クロスにトレゼゲが合わせた
ボールがキエーヴォDFに当たりやや不規則な軌道でゴールに
決まったもの。トレゼゲはこのシーンの他にもゴール前で
可能性を感じるプレーを見せており、コンディションの
充実を感じさせた。


しかし後半に入ってからは前線でのボールキープが
出来なくなり、中盤以下の選手は苦しい展開になった。
中でもイブラヒモヴィッチはシュート、パスをことごとく
ミスし、ボールが収まってからの不安定さを覗かせた。
現に、筆者はズラタンに代えてデルピエーロ投入しても
良いかと考えていたところだったが、下がるのはトレゼゲ
送り出されたのはサラジェータだった。確かにサラジェータ
を入れるなら似たタイプのトレゼゲを下げねばならない。


キエーヴォは昨季の試合でもいい動きをしていたペリッシェル
がこの試合でもいい動き。これも昨季同様、PKをもらえる
ようなファウルを受けたかに見えたが、審判のジャッジは
そうならなかった。あの抜け出しは脅威的。
そして惜しくも前半終了で負傷交代したGKのフォンターナ。
2度のビッグセーブが素晴らしかった。
インテルで長年サブGKとして信頼を獲得し、マルケジャーニ
引退に伴い今季からキエーヴォに加入。
昨季はトルドの不振で一定期間正GKとして試合にも出ていた
選手だし、存分に実力を発揮したと言うところ。もっともGKが
活躍するのは好ましくないけれど(苦笑)。
ちなみにイタリア語で「fontana」は「噴水」の意。


総じてみると、前半は期待の持てた攻撃陣が後半には不発で
やや残念。ザンブロッタはアシストした場面以外はほとんど
ペリッシェルのケアに追われたし、ネドヴェドはやや元気が
なかった。逆にカモラネージは昨季終盤の好調さをキープ。
相変わらずいいクロスを上げていた。
採点(左は筆者、右は『Gazzetta dello Sport』紙)

ABBIATI     6     6
ZEBINA      -     -
(PESSOTTO   6)    6
THURAM      6     6.5
CANNAVARO   6     6
ZAMBROTTA   6     6.5
CAMORANESI  6.5   6.5
VIEIRA      7     6.5
EMERSON     6.5   6
NEDVED      5.5   5.5
TREZEGUET   7     7
(ZARAYETA   -)    -
IBRAHIMOVIC 6     6

MOM:VIEIRA

ガッゼッタはザンブロッタの守備面も評価したのかも
知れませんね。アシストもついたから筆者の評価は
厳し過ぎるかも。
何にせよ、勝ち点3スタートAuguri! Bravi Ragazzi!