TOTTHENHAM HOTSPUR 1-1 ARSENAL(WHITE HARTLANE)

(S)KING 18'
(A)PIRES 76'
ノースロンドンダービー」。現地の予想では順位で上回る
スパーズが優位との事です。


先制点はそのスパーズ。18分に右FKからキングがフリーで合わせて
ゴール。アーセナルはスパーズの早いプレッシャーに圧されて
うまくボールを運べない。
後半に入ってスパーズに明らかに疲れが見え始め、前線でボールを
キープ出来ず、防戦一方になる。
76分、アーセナル左からのFKのクロスボールをスパーズGKロビンソン
がクリアし損ない、こぼれ球が逆サイドにいたピレスへ。GKが飛び
出した後の無人のゴールに冷静に流し込んでアーセナルが同点に
追い着く。
その後も攻め続けたアーセナルだったが、追加点は奪えずにドロー。
アーセナルは調子の悪い中でアウェイの勝ち点1。スパーズは
後半になって運動量が落ちて勝ち点2を落とした格好となった。


スパーズはダーヴィッツが出場出来ませんでしたが、前半は中盤で
見事な組織力を見せ、試合の主導権を完全に握っていました。
しかし後半に入って足が止まり、アーセナルがピレス、ファンペルシ
らを中心にパスを回す展開に。そこへ来てロビンソンのクリアミスが
出て失点してしまいました。あれだけ長い時間攻め続けられると
さすがに失点するのではないかと思って観ていましたが、まさに
その通りになってしまいました。


アーセナルはアンリが怪我が再発して欠場。ボールの収まりどころが
なくて苦戦しました。後半、スパーズの調子が落ちてからの試合
展開を観ていて思いましたが、あれだけ引いた相手に速い調子の
攻撃のみで挑むのは無理があります。パスを回せる余裕が出来た
ところで、気持ちにも余裕を持って、穴を作るための横パスを
つなぐのが効果的だったように思います。縦へ急ぐあまり、
人数の多いところでのショートパスが引っかかるのが目につきました。
セスクは攻撃的なパスを出せる能力がありますが、ゲームを
落ち着かせる余裕が出てくると、よりバリエーションのある攻撃が
組み立てられるでしょう。伸びしろは十分にあるのでこれからに
期待です。
もっとも、縦に急ぐ(速い)というのはプレミアのチーム全般に
言える事で、良さでもあり、特徴でもありますが。