名古屋 2-1 G大阪(豊田スタジアム)

(名)鴨川 4' クライトン 66'
(G)遠藤 36'(P)
選手、監督確変キタ━━(゚∀゚)━━━ !!!
やれば出来るじゃないかよ・゜・(ノД`)


名古屋のメンバーは以下の通り。

    クライトン 鴨川
         (杉本)

    本田     中村
   藤田   安   角田
                      (山口)

    井川  秋田 大森
          (吉村)
        楢崎

「攻撃的に行く」と試合前に監督が語っていた通り、
3バックに1ボランチ気味の守備がやや不安な布陣で
スタート。
試合開始からG大阪が勢いに乗って攻め込むが、4分。
大森からパスを受けた鴨川が強引なドリブルで山口智
を振り切って突破。カバーに入った宮本をかわして
シュート。GK藤ヶ谷及ばずゴールに決まり、名古屋が
先制する。
その後、守備を意識したわけではないものの押され
始める名古屋は36分、左サイドから仕掛けてきた
家長を安が倒してガンバにPKの判定。前のプレーで
大森が負傷退場しており、急造DFとして移った安に
とっては苦しいプレーだった。
このPKを遠藤が決めてガンバが同点に追い着き前半を
終了。


後半に入っても攻守の関係は変わらないが、名古屋も
前節までのような稚拙な守備ではなく、1対1でしっかりと
した対応で失点せずにカウンターの機会を伺う。
そして66分。右サイドの角田が中へ切れ込んで左足の
強烈なシュート。藤ヶ谷が抑えきれずに弾いたところを
クライトンが押し込んで名古屋が再びリード。
その後ガンバは選手交代で打開を図るが、攻撃が偏り、
名古屋が人数をかけて守る中央を突破出来ない。
ロビングボールで何度か裏を取ったシーンでも楢崎が
好プレーでゴールを許さない。
逆にガンバDFラインの裏に出来たスペースを名古屋が
カウンターで狙う。鴨川に代わって入った杉本が無人
ゴールにヘディングした場面では、宮本が何とかライン
上のクリアで守ったが、攻撃にシフトする分ガンバは
ピンチも招くようになる。
試合はそのまま互いに得点なく終了。首位ガンバは痛い
星を落とし、名古屋は残留に向けて大きな勝ち点3を得た。


3バックに1ボランチというのはあまり良いフォーメーション
とは言えませんが、変則3ボランチのような形で、藤田、
角田がよく守備に帰っていました。3バックは序盤こそ
井川がファウルで止めるシーンが多くて心配されましたが、
その後はほぼ安定して守れていました。
ただ、大森の負傷退場を受けて安をCBに、吉村をボランチ
にした事で、1対1に弱い安がPKを献上する事になってしまい
ました。角田をCBに、吉村をサイドに出した方が
安定したとは思います。安はもっとステップを細かく
しないと、今後も手で止めるシーンは続くでしょう。
攻撃に関しては鴨川がよく強引に突破して決めたのが
一点。その後はオフサイドにかかるか、消えているかで
動き方にもう少し工夫が必要。
変則気味のフォーメーションの効果については、守備に
不安のあるガンバが相手だっただけに、参考レベルでは
あるものの、藤田、本田、角田がスペースを意識した
能動的な動きでいい攻撃が出来ていました。藤田と
本田が同サイドにいる事で、タッチ数の少ない効果的な
プレーも観られました。本田はやはり運動量に難があり
ますが、局面局面においてクリエイティブなプレー、
スペースに飛び込む動きがあるので今後も先発で使って
欲しいところです。角田も1対1の守備に不満はありますが、
攻撃のセンスはあるように思います。これは中谷と同じ
ですね。
そして今節は中村が良い時の動きを取り戻していました。
ここ何節かのウィングバックをやらされていた時は、
後ろを気にするあまり攻守において中途半端なプレーが
続きましたが、今節は積極的に仕掛ける場面も多く、
このプレーを維持して欲しいところです。筆者が以前から
言う「何も武器がない」というのと紙一重ですので。
監督も積極的な交代を見せ、選手達に気持ちを伝える
事はしていたと思います。


これで残留に向けて大きく前進。ほぼ決めたとは思いますが、
残り試合も今日のような気合を見せて欲しいです。