MANCHESTER UNITED 1-0 LIVERPOOL(OLD TRAFFORD)

(M)FERDINAND 90'
チェルシー追走の2位、3位直接対決。リヴァプールは消化試合が
少ないためにホームのマンチェスターユナイテッドは勝ち点3
以外は許されない展開。
ユナイテッドは怪我人が多く、ギグスを中盤のセンターで
使う苦しい台所事情。一方のリヴァプールはほぼベストメンバー。


ユナイテッドは中盤がうまく作れずにボールをうまく運べないが、
アウェイのリヴァプールは、まずは守備に重きを置き、ロング
ボール主体のカウンターに徹したためになかなか得点が生まれない。


後半に入ってユナイテッドは4−3−3気味にシステムを変更して
試合のペースをつかむが、リヴァプールも固い守備で応戦し、
試合は拮抗する。
62分にはキューウェルのシュートがDFに当たり、ゴール前フリーで
いたシセが押し込むだけで良かったボールをゴール上に外して
しまい、ルーニーがドリブル突破から放ったミドルシュート
惜しくもポスト横を抜ける。


そして迎えた89分、リチャードソン、エヴラの2人が左サイドで
粘ってFKを獲得。ギグスが送ったクロスにファーディナンド
ヘディングで合わせて決勝ゴール。ホームのユナイテッドが
劇的な勝利でまたも相手の連続記録をストップさせた。


リヴァプールは頑ななまでにカウンター狙いでした。もちろん
2試合分消化が少ない事も考慮した試合運びだったと思います。
シセが決めていれば流れで言って勝利は確実だったと思いますが、
現実は逆に、守備固めの選手を入れた直後に失点という何とも
皮肉なものでした。
ユナイテッドは前節のダービーに続いて後半開始からの選手交代。
これは試合前のプランが悪い事の現れでしょう。
この日のユナイテッドの中盤のスタートは、

RICHARDOSON  GIGGS  O'SHEA  FLETCHER

の並び。ギグスが中央で何とか組み立てようと奮闘していましたが、
攻撃時の選手間のバランスが悪く、うまく連携出来ていませんでした。
最近のギグスはスピードも落ちて中央に入る事が多くなったので
むしろ、

RICHARDOSON  O'SHEA  FLETCHER  GIGGS

にした方が良かったと思います。ギグスが中に入る分はネヴィルが
オーバーラップ出来ますし。結局後半から

          v.NISTELROOY
    SAHA             ROONEY

RICHARDSON   FLETCHER    GIGGS

にして良い形を生んでいました。初めからこれでも面白かった
ですね。或いは4−4−2で行くならばルーニーをセンターに
置いて、ギグスをFWの位置にするとか。
しかしあれだけセンターハーフが過剰になっていたのに人員整理
した途端、残った選手が次々に怪我をするとはついてないですね。
メンバー表見てもミラーとかいつの間にかいなくなってますし…。
何にせよ、サー アレックスは攻守に渡って大活躍のリオ様様でしょう。