NURUNBERG 2-1 HSV(FRANKEN STADION)

(N)SAENKO 67' KIESSLING 73'
(H)O.G. 65'
ウィンターブレイク明けのブンデスリーガ。ご無沙汰していた
ので知りませんでしたがHSVが何と2位に着けているとの事で
観たのですが、面白かったのは下位に沈むニュルンベルグ
方でした。


オウンゴールと、DFに当たってコースが変わるゴールで
それぞれ1得点で迎えた73分、フォアチェックでデヨンクの
ミスを誘ったニュルンベルグは奪ったボールを素早く前線へ
つなぎ最後は代わったばかりのキースリングが決勝点。
ホームで終始気の入ったプレーを見せたニュルンベルグ
2位のHSVから勝ち点3を挙げた。


HSVは新加入のアイウトンとデヨンクが先発。アイウトン
これから連携を深めて行く事でしょうが、デヨンクは元々
センターの選手でしたかね? アヤックス時代はサイドを
やっていた気がしますが、安定感のあるプレーが出来る
ような記憶がありません。
そして堅守を誇るというDFラインですが、解説にもあった
通り「ラインを下げる事で失点を防ぐ」という守り方を
していたために攻撃に転じる際のスピード、フォローアップ
が足りないようです。深く引いて失点を減らすというのは
ごく簡単なやり方で、中盤からの守備を観てもあまり組織性を
感じませんでした。今まではたまたまカウンターがはまって
いたのではないでしょうか。


キャプテンマークを巻いているファンブイテンですが、
彼はコントロールするタイプというよりもハードマークする
タイプに見えます。コンビを組む選手がラインの調整を出来る
選手でないと欧州カップ戦に出場しても勝ち上がるのは
難しいでしょう。2年目3年目の外国人選手にキャプテンマーク
を任せるなんてよっぽど軸になる選手はいないのでしょうか?


逆にニュルンベルグは再スタートから勢いをつけようと
頑張ったのが結果につながって、試合終了まで続けた激しい
チェック、そこから始まる攻撃も選手が追い越す姿が見られて
いい内容でした。この体力勝負の戦術をシーズン終わりまで
続けるのは難しいですが、こういう試合を増やしていけば
残留も見えてくることでしょう。