QF 2nd Leg VILLARREAL 1-0(Agg2-2) INTERNAZIONALE(ESTADIO EL MADRIGAL)

(V)ARRUABARRENA 58'
インテルがホームで2−1と勝利した1st Leg。ヴィジャレアルは
アウェイゴールを活かした展開に持ち込めるかが注目の試合。


ヴィジャレアルは直近のリーグ戦で休みをもらったリケルメ
キレの良いドリブルでインテルDFを翻弄。4人かわしてシュート
まで至る場面も。
唯一の得点は58分、そのリケルメがドリブルで仕掛けてファウルを
獲得。FKのクロスにアルアバレーナがヘディングでわずかに合わせて
ゴール。一瞬マークを外したインテルDFの負けだった。
リケルメは81分にも、右サイド角度のないところからシュートを
狙い、あわやのところでトルドが弾き出した場面など、多数の
仕掛けを見せて攻撃陣をリードした。


インテルはヴェーロンが負傷により交代。マンチーニは代わりに
クルスを投入したが、その時はかなり時間も経過しており、負傷が
なければ投入はなかったのではないかと思えるほど消極的な采配だった。
また、ピサーロソラーリなどの攻撃選手がいるにも関わらず、
フィーゴを下げて投入したのはDFのミハイロヴィッチサネッティ
を前に上げるのは悪くないが、それよりは攻撃選手を投入し、
後ろからも攻撃出来る厚みを確保しておいた方が効果的だったのは
間違いない。
筆者がたびたび例に出す3、あるいは4トップはこの試合では観られず、
ただただ消極的に試合を消化してしまった。アドリアーノもシュート
0本。これでは得点は難しい。


――――
インテルは0−0で終えれば勝ち抜けという事を意識した風でも
なかったですが、攻めてもシュートまで行けない展開が続いたのは
良くありませんでした。アドリアーノのところにボールが入ると
2〜3人のプレスがかかり起点が作れない様はまるで、'03-'04
シーズンにデポルティーヴォラコルーニャミランピルロ
対して行った作戦と同じようでした。
それにしても上述した通り、もっとベンチメンバーをうまく
使えなかったのかと思います。ミハイロヴィッチなんて個人的には
「終わってる」選手だと思うのですが、直近のリーグ戦で結果を出した
攻撃選手よりも、長年の付き合いによる信頼度が上だったという
事なんでしょうか。調子の良い選手を使うという当たり前の事が
出来ない監督はチームを上に導く事は出来ない気がします…。