新潟 2-1 名古屋(新潟スタジアム)
(新)鈴木 27' 海本慶 83'
(名)本田 60'
桑原さん、全てあなたのおっしゃる通り！
名古屋のメンバーは以下の通り。
玉田 (杉本) 本田 藤田 中村 (山口) 吉村 須藤 有村 増川 古賀 角田 (深津) 川島 SUB:楢崎、大森、阿部、鴨川
秋田、豊田が負傷。金が出場停止。
スタートは抑え気味に入った名古屋。15分、CKからヘディング
シュートを放つもクロスバーを直撃する場面があったが、チャンス
は殆ど作れなかった。
逆に新潟はボールを奪うと周りが一斉に走り出す能動的なサッカー
を展開する。
27分、ハーフウェイライン上から海本がゴール前にロングボールを
送る。名古屋DFがこのボールをバウンドさせてクリア出来ずにいると、
走りこんでいた鈴木がキープしながら上手くシュートを放って川島を
破り、新潟が先制する。
35分には名古屋も、中央の玉田、左へ開いて本田からのクロスに右から
中村が飛び込むも触れず、という良い形を作る。
しかし42分には増川がバックパスミス。これを奪われ1対1の場面から
シュートを撃たれるも川島が右足でセーブする危ない場面を迎える。
前半は風上に立った新潟がうまくリードして終える。
後半に入り、やや積極性が出た名古屋は60分、右からのクロスが流れた
ところに本田が入り、これをボレーシュート。逆サイドのネットに
決まり同点に追い着く。
71分、中央に切れ込んだ中村が左足でシュートを放つもGK正面。
そして83分。新潟のCK 、1度ははね返されたところを再度クロス。
これにファーサイドで海本がヘディングで合わせて勝ち越し。
新潟はその後あせる名古屋を尻目に、うまく攻めながら時間を使い
逃げ切った。
――――
冒頭の言葉は、J SPORTSで解説を担当された桑原隆さんの、名古屋に
対する指摘があまりにも的確なので書きました（笑。
怪我人が多いですし、若い選手も多いですから、まだまだ監督が目指す
サッカーが出来ないのは仕方のない面もあると思っています。
ただねぇ、サッカーをやる上での基本は守るべきだと思います。これは
どんなサッカーをやろうとも変わりませんが、
走れ！
もうこれまでに何度も言ってきましたし、変わらないのであれば
これからも言い続けますが、とにかく走らない事にはどうにもならない
ですよ。
今、（本当に）ようやく*1、『オシムの言葉』を読んでいますが、その中の
一節に、
走れなかったら、どうやってサッカーやるんだ？ ボールを持っていたら
相手が取りに来る。取られないためには走る。取られたら走って奪いに
行く。そんなのはルール以前の問題だ。
とあります。こんな事は筆者だってオシムがどうこう言うまでもなく
思っていました。名古屋の選手が試合終了後に憔悴し切って立ち上がれ
ない、なんて場面をほとんど見た事がありません。それどころか
表情だけ見れば、すぐにでももう1試合出来そうな感じです。
京都戦の前半には良い形を作れていたのに、何故こうも変わってしまう
のか…。理解に苦しみます。
理解に苦しむと言えば、ボールの動かし方。ボールをもらう為の動き出し
がないので攻め手がなく、ひたすら何の工夫もない通らないロングボールを
放り込むというのは昨季中盤から続いていますが、今季に入ってからは
古賀（増川）を前線に上げてのパワープレイというのがあります。
前半から、ビハインド時のために練習してるのかと思うくらい「放る」
んですが、例によって終盤に古賀が上がると何故かこれがピタリと止まる。
相手がプレスに来なくなるのもあって、中盤でつなぎ出します。
パワープレイの意味分かってねぇ〜(ﾉ∀`)
桑原さんも、終盤、言ってましたよ。
守りはもういいですよねぇ（苦笑
新潟が前線に人数をかけないのに、名古屋が後ろに人数を置き過ぎる事に
対してのコメントですが、
Exactly(そのとおりでございます)
という感じです。まあ何と言うか、もっと頭と足を使って下さい。
もし今、外国人FWを補強したらまた元のように頼り切りのチームに
戻ってしまうと思うので、何とか今いる選手で頑張って欲しいところ
なんですが…。チーム（ほぼ）全体が走らない選手で構成されている
んだからシェフチェンコ連れて来ようが、アンリ連れて来ようが、
個人技以外での得点は望めませんよ。
逆に言えば全員が走ればスターがいなくても得点する事は出来ると
思うのです。
長くなった上に余談ですが、新潟の鈴木監督は会見を見る限り
非常に紳士的ですね。名古屋のセフも負けてませんが、この鈴木さん
と言う人は他のクラブにもいないくらい丁寧に応対していました。
新潟前任のSさんがあれだけ口が悪かった事のでなおの事そう思える
のでしょうか（笑。
*1:発売日前に買ってたのですが（笑
