TOGO 0-2 FRANCAIS(KOLN)

(F)VIEIRA 55' HENRY 61'
フランスは勝たなければグループリーグ突破出来ない追い込まれた状況。
一方のトーゴは既に敗退が決まっており、思い切ったサッカーが出来るか。
フランスはジダンアビダルがサスペンションでトレゼゲシルヴェストル
先発。


フランスは試合開始と同時に意欲的に攻撃をしかけ、13分にアンリ、リベリ、
トレゼゲとつながりゴールネットを揺らすがオフサイドのノーゴール。
マルダとリベリの両サイドが果敢に攻撃参加して攻め続けるフランスはその後も
チャンスを作り続け、27分、アンリからパスを受けたリベリがシュートを
放つがこれは上に吹かす。
38分、マルダのミドルシュートをGKが弾き、こぼれ球をトレゼゲが狙うが
再びGKがセーブ。
トーゴは押し込まれる展開が続く中でラインを押し上げられず、前半は
互いに無得点で終わる。


52分、マルダのクロスにリベリが左足で合わせるも上へ。
得点が生まれたのは55分。リベリのキープからクロスオーバーしたヴィエラ
パスを受ける。ターンから右足で巻いたシュートはゴール右に決まって
ようやくフランスが得点を奪う。
61分にはサニョルのロングクロスをニアサイドでヴィエラがすらし、
ボールを受けたアンリが振りの速いシュートを決めて追加点。
その後は著しく集中を欠いたが逃げ切ってフランスが勝利。他会場との兼ね合いで
グループリーグを2位で突破した。


――――
とにかく最低限の結果は残したフランスですが、試合後にドメネク監督が
不満だった様に、得点を奪うまでにチャンスを外し続け、2点目以降最低な
試合をしてしまったのは良い事とは言えません。トレゼゲ、リベリは本当に
ゴールが遠く感じた事と思います
しかしヴィエラ、アンリの決めたゴールは良い形で、特にこの日誕生日だった
ヴィエラは1ゴール、1アシストの大活躍。得意の前への飛び出しが活きた
格好となりました。


トーゴは、調子の上がらないフランス相手とは言え実力差があったのは否めず、
DFラインを全く上げられないままアデバヨール1人に頼る展開となってしまい
ました。レベルの差はあれど、コートジボワールと似た展開の試合内容を
していたように思います。前線に絶対的なストライカーを擁しても、組織で
バックアップ出来れば勝てないという事でしょう。
ただし、ピッチ外の問題も多くて、その点は選手も気の毒だったかも知れません。