ARSENAL 4-4 TOTTENHAM HOTSPUR(Emirates Stadium)

(A)SILVESTRE 37' GALLAS 46' ADEBAYOR 64' VAN PERSIE 68'
(T)BENTRY 13' BENT 67' JENAS 89' LENNON 90'
ノースロンドンダービーなんですが、ものすごい試合展開でした。


先制はスパーズ。13分にFWから落としを受けてボールを上に
弾ませて長距離からのドライブシュート。GKアルムニア
触るのが精一杯でボールを弾ききれずにゴールイン。
しかしアーセナルは37分、46分とCKからゴールを奪って逆転に
成功する。
64分にはファンペルシーのスルーパスで抜け出したナスリが
GKゴメスをかわすループシュート。ボールに勢いはなかった
ものの、DFに競り勝ったアデバヨルが押し込んで追加点。
3分後にミドルシュートのこぼれをベントに詰められて追い
上げられるも、パスミスを奪って高い位置からのカウンターを
最後はファンペルシーが豪快に蹴りこんで突き放した。


流れの悪いスパーズを見ていてこれで決着かのように
思えたが89分、クリシが芝に足を取られてジーナスが
ボールを奪取。ジーナスはそのままゴールに向かい
左足でミドルシュートを決めて1点差。さらに追加タイムには
モドリッチのシュートがポストへ当たって跳ね返った
ボールにレノンが詰めて同点。
終始アーセナルがペースを握っていたが、スパーズが
同点に追い着いて試合を終えた。


――――
アーセナルのサッカーは非常にスペクタクルで、観ていて
面白かったですが、1、3点目のアルムニア、終盤に時間を
うまく使えなかった中盤の選手らの判断ミスという点では
大味な試合を演出したとも言えます。スタイルを保つことは
大事ですが、2点差を持って残り5分。無理に前に行くことは
なかったと思います。選手交代もそういったことを期待して
いたとは思えません。ただし、攻撃は魅力的でした。


スパーズもいくつかラッキーな点はあったものの、守備は
それなりに機能していたように見えました。あとは個人レベル
での集中力の問題(セットプレーのマーク、パスミス)。
アタッカーにどういった選手を使えるかが鍵を握りそうですが、
サイドアタッカーには駒が揃うだけに1月の補強次第でしょうか。