GENOA 0-2 JUVENTUS(Stadio Luigi Ferraris)

(J)MARCHISIO 17' KRASIC 22'
ユヴェントスのメンバーは以下のとおり。

          QUAGLIARELLA  IAQUINTA

 MARCHISIO FELIPE MELO  AQUILANI   KRASIC
                     (SALIHAMIDZIC) (SISSOKO)

  GROSSO    CHIELLINI    BONUCCI   MOTTA
                              (SORENSEN)

                  STORARI


dis:MANNINGER,TRAORE,LANZAFAME,DEL PIERO
all:DEL NERI

17分、ユヴェントスは右サイドからの大きなクロスに
クアリアレッラがヘッドで落とし、ボールを受けた
マルキージオがシュート。ボールはDFに当たり、ポストに
当たったボールがGKに当たってゴールイン。先制する。
続いて22分、クラシッチが右サイドをドリブルで突破。
角度のないところから放ったシュートはGKの手を弾いて
ゴールに決まり、ユヴェントスに追加点。


ジェノアはトーニにハイボールを集める作戦で、
ある程度効果を見せるが、サポートに入る選手が少なく、
ゴールへの決定機をなかなか作れない。
後半に入って3−4−3から4−3−2−1のように
変えるとサイドアタックが機能し出す。
逆にユヴェントスクラシッチを交代させ、負傷のモッタに
代えて若いセーレンセンを入れたため、それまでのサイドの
攻撃力はなくなり、押される展開に。


それでもゴール前で固いブロックを作って守り切った
ユヴェントスが勝利した。




――――
ユーヴェの攻撃はチームとして崩した場面はほとんどありません
でしたが、他に良い点がいくつかあったと思います。

完封した守備

これは完璧とまではいかないまでも、ペナルティエリアへの
侵入を防いだことで、ピンチは少なくなりました。
クロスバーに当たるシュートを撃たれたりしましたが、
トーニをゴールに近いところでプレーさせなかったのが、
無失点の要因だったと思います。

セントラルMFの構成

以前、アクイラーニが良く思えないようなことを書いたと思いますが、
この試合では明らかに効果的なパスを散らして、攻撃を組み立てて
いました。ピルロモントリーヴォとまではいかないまでも、
十分に満足できるプレーでした(アッズーリにも復帰しましたしね)。
フェリペメロは完全に復調したようです。粘り強いプレーができるように
なりました。守備はもちろん、攻撃でも意外と器用なところを見せて
ボールをキープしてくれますから、チームに余裕が生まれます。
かつてのエメルソンに近いプレーと言って良いと思います。
この2人はセリエでも屈指のコンビ。

クアリアレッラのキープ

状況を良く判断して、味方のいないときはキープ、崩せそうなときは
簡単にはたく。この試合では判断力が冴えていました。


あとは有り難さを当たり前に思ってはいけないのですが、ゴールに
結びついたクラシッチのドリブル突破も当然素晴らしかったです。